あまり人には話せないことですが、実は脇の汗に悩んでいる、と言った人が多い現代。オフィスなどでは空調が効いていますが、多くの人がいるために調節が難しくうまく温度をコントロールできなかったり、通勤の満員電車では1年中汗をかいたりと、毎日の汗をかくシーンは多くあります。
さらに夏場ともなると、汗かきさんにとって一番の試練の季節!汗をかくために臭いが気になって、あまり人前に出たくない、ひどくなってくると外出さえしたくないと考える人もいるのではないでしょうか。
そこで今、「脇汗ビジネス」とも言える一大脇汗関連グッズの売上も伸びており、現在ではどんどん新製品も出回っています。とくにセシールやベルメゾンといった大手の通販サイトなどで、売られているケースが多いです。
制汗剤やスプレー、パッドなどの進歩も目覚ましいのですが、ここでは一歩進んだ下着「汗取りインナー」をご紹介します。
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汗には2種類のタイプがある

汗には滝のように流れるものとベタつくものの2種類あります。
自分の汗のタイプがどちらか理解することでより良い対策ができるため、事前に確認しておきましょう。
1. 滝のような汗
サラサラの汗はエクリン汗腺という汗腺から出る汗で、スポーツした後などに出る汗です。普段からスポーツをしている人は汗をかきなれているので、それほど汗は臭いません。それにサラッとしているため滝のように汗が流れます。
また、滝のような汗には、緊張した時に出る汗もあり、自律神経の異常や交感神経の乱れなどが原因のこともあります。
2. ベタつく汗
べたつく汗のあなたは、「アポクリン汗腺」という汗腺が発達しており、ちょっと脇が臭うかな、とワキガを自覚しておられる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
親がワキガである、耳垢が湿っているなど、ワキガのチェック項目に自分の症状を照らし合わせてみると当たっている人はワキガの可能性が高いです。
でも心配はご無用。ワキガは「汗腺を鍛える」ことで、飛躍的に改善できる疾患なのです。そのやり方は、湯船に43度くらいの熱めのお湯をはって、15分ほど、手と腕をつける、その後人肌で15分ほど半身浴をするという風に、汗腺を刺激して鍛える方法です。
湯船に30分ほど浸かりっぱなしは体制的にきつければ、湯船の中に小椅子を置いて座るなどなんらかの体制を整えることで、楽に脇を鍛えることができます。
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汗取りインナーの特徴

汗取りインナーとは
汗取りインナーとは、文字通り、下着と汗取りパッドが合体したインナーです。
汗取りパッドなるものは、昔から出回っていましたが、消耗品で使い捨てであり、なくなるとそのたびに買い足さなくてはいけません。その点、汗取りインナーについているパッドは下着と一体型なので、取り替える必要もありません。
汗取りインナーのメリット・デメリット
汗取りインナーは下着と合体しているものなので、使い捨ての汗取りパッドなどとは違ったメリットがあります。しかし、合体しているからゆえのデメリットもあります。果たしてそれは何でしょうか?
普段は制汗剤などに頼っていても、長時間席を空けられないとか、制汗剤をつける余裕がない、または、緊張などにより脇に大量の汗をかいてしまう場合などには、制汗剤や薄い汗とりパッドでは間に合わない場合があります。
汗取りインナーについているパッドは大型で大量の汗を吸い取ってくれるというメリットはありますが、化学繊維を使っているために、長時間経つと悪臭がする場合もあります。また、自然素材ではないため着心地の問題、吸水性が悪いというデメリットもあります。
ただ、現在ではそのデメリットを解消する対策は打たれており、防臭や消臭繊維の登場などで問題は解決の方向に向かっているようです。
汗取りインナーを選ぶ際の3つのポイント
夏の暑い日に欠かせない汗取りインナーですが、購入する際にはどの点に気をつける必要があるのでしょうか。
そこでここでは、汗取りインナーを選ぶ際に役立つポイントをご紹介します。
1. 素材
汗取りインナーに使われている素材はポリエステルやナイロン、レーヨン、ポリウレタンなどの場合が多いですがメーカーによって多少の違いがあります。
いずれにしても化学繊維を使っていることが多いため、速乾性はあるのですが、長時間経つと汗の悪臭がしやすいというデメリットもあるため、中には脱臭処理、デオドラント効果などの機能を持たせているものもあります。
2. オフィス向け
それでは、オフィス向けの汗取りインナーにはどんなものがあるでしょうか?オフィスでは緊張して脇汗を大量にかく、という方もおられます。それに制服などがある場合もあるので、あまり奇抜な色やデザインのものは避け、ベージュや白などの無難な色を選ぶのがおすすめです。
インナーの形状としては、キャミソールタイプや脇だけのボレロになったタイプなどがあり、脇にフィットするパッドや着心地重視の半袖タイプなら、ブラウスなどにも響かず動きやすいでしょう。
3. プライベート向け
プライベートでは、ちょっと遊びのあるデザインを選んでみましょう。汗取りインナーは、若い人に人気のある「ピーチ・ジョン」などのブランドからも発売されています。
汗取りインナーというと地味なデザインのイメージですが、ピーチ・ジョンのものはプライベートにぴったりなフリルがあるものや、ワインカラー、青、水色などロマンチックな色物もあります。
また、旅行などでは外出して長時間同じインナーを着用するため、化学繊維だとどうしてもパッドが汗で湿ったままになってしまい、悪臭が出る恐れがありますので、パッドだけを交換できるタイプを選ぶといいでしょう。
次ページ:おすすめの汗取りインナー3選
おすすめの汗取りインナー3選
1. 滝汗さん(ニッセン)
通販大手のニッセンから出ている、吸汗速乾汗取りパッド付ブラトップキャミソール。まさに商品のターゲットを言い当てる秀逸なネーミングもさることながら、汗取りパッド付き、接触冷感、抗菌防臭とすぐれた機能付きです。
公式サイトはこちら:
https://www.nissen.co.jp/item/takiasesan
2. 汗取りインナー レースビューティー(ベルメゾン)
とても汗取りインナーには見えないレースのTシャツタイプ。華やかなデザインなので、脇汗に悩んでいなくても欲しくなるデザインです。
消臭糸と吸汗速乾糸のダブル織りになっています。素材も綿を65%含んでいますが、着心地はサラサラしていて気持ちいいです。
色もネイビーとオフホワイトがありますので、ウエアに合わせて選んでみるのがおすすめです。
公式サイトはこちら:
https://www.bellemaison.jp/lace-beauty
3. レーヨンコットンリブ半袖(ピーチ・ジョン)
若い人に大人気!いまや憧れ下着のトップブランドとなったピーチ・ジョン。このピーチ・ジョンからも、脇汗インナーは発売されています。それだけ、脇汗に悩む人が多いということですね。
例えばロマンチックな「レース縁取りのリブ編み半袖シャツ」はコンパクトな半袖、広めの襟ぐりが大人の色気を演出します。
素材はレーヨンコットンなので着心地がよく、ほどよいテロテロ感がいい感じ。こんなにロマンチックなデザインなのに、脇汗パッドが付いているのですから、嬉しいですね。
公式サイトはこちら:
https://www.peachjohn.co.jp/rayon-cotton-rib
まとめ
いかがでしたか?
脇汗に悩んでいる人は夏だけに限りません。通勤の満員電車などでは、冬でも汗をかくため、1年を通して脇汗パッドがついたインナーを着ている人も多いようです。
脇汗にはサラサラとベットリの2種類の汗タイプがあること、脇汗対策には制汗剤や消臭剤などの進化も目覚ましいですが、大量の脇汗の場合はそれでは間に合わず、脇汗インナーに頼らざるを得ないことなど、脇汗インナーは汗かき女子の最後の砦と言えそうです。
地味なイメージの脇汗インナーですが、近年では普通のインナーと変わらないかそれ以上に可愛いデザインのものも増えてきているため、一度見てみてはいかがでしょうか。
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