ベタベタとして不快な手汗。人と握手をするときや、ふとした瞬間に人と手が触れた時に、手汗が気になっていませんか?手汗は自分でコントロールできるものでもないし、相手に不潔な印象を与えていないか心配になりますよね。
また、せっかくのデートの時も、手汗が気になってなかなか手をつなぐことができないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。手汗が気になって消極的になってしまうのはもったいないですよね。
今回は手汗が出る理由と、すぐに手汗を止める簡単な方法をご紹介します。手汗の効果的なグッズも紹介するので、手汗が気になっている方はぜひ試してみてくださいね。
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なぜ手汗がでるのか

2つの汗腺
汗は汗腺という器官から出てくるのですが、汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、各々から放出される汗の種類は違います。
【エクリン腺】
ほぼ全身に分布している汗腺で、特に手のひらや足の裏に集中しています。エクリン腺から分泌される汗の成分はほぼ水分でサラサラとしており、透明でにおいもほぼないと言われています。汗をかいたと感じるときはこのエクリン腺から分泌された汗です。
【アポクリン腺】
脇の下や乳首、陰部に分布されている汗腺で、アポクリン腺から分泌される汗は脂質やタンパク質などのにおいの元となる成分を含んでいます。このにおいの成分が異性をひきつけたりするフェロモンの役割を果たしているとも言われてます。
汗の種類
汗には幾つか種類があるのをご存知ですか?先程ご紹介したエクリン腺から出る汗は、3つの原因に分けることができます。
【温熱性発汗】
暑いときや運動をしたときに全身から出る、上昇した体温を下げて体温調節をするための汗です。しかしこの温熱性発汗では、掌と足裏からは発汗されないと言われています。
【精神性発汗】
緊張した時や驚いた時、ストレスを感じた時に出る汗で、精神的な刺激をきっかけに短時間に発汗されます。精神的発汗は手のひら、足の裏、脇の下から発汗されると言われており、手汗に大きく関わっています。この精神性発汗では、アポクリン腺からも発汗されます。
【味覚性発汗】
辛い食べ物や酸っぱい食べ物など、刺激のある食べ物を食べた時に反射的に出る汗です。額や鼻などに出やすく、食べ終わると汗も止まります。
手汗がでる原因
では手汗がでる原因は何なのでしょうか?手が常に湿っている、手が常にベタベタして不快という異常に手汗が多い場合には「手掌多汗症」という疾患が疑われます。汗が滴り落ちるほどの手汗や、紙を持つと湿るなど生活に支障をきたすほどの手汗の場合は、一度医師に相談してみましょう。
生活に支障をきたす程ではなくても、日常のちょっとしたときに手汗が気になったり、ベタベタして不快に感じたりする場合は、先程ご紹介した「精神性発汗」によるものが多いです。ストレスや緊張が原因で交感神経が優位になり発汗するものです。リラックスして副交感神経が優位になると自然に汗も収まります。
また、手汗を気にし過ぎるあまり、精神的なストレスで交感神経をしまい手汗が増えるということも考えられます。大事な場面で手汗が出るのではないかと考えすぎたり、気にし過ぎることがないようにしましょう。
今すぐ手汗を止める方法

①ツボ
手汗を止めてくれるツボをいくつかご紹介します。手汗が気になった時や予防したいときに押してみましょう。
【労宮(ろうきゅう)】
両手のひらの中心部分にあるツボです。手をグーにしたときにちょうど中指がぶつかるあたりです。労宮にはリラックスさせる効果があり、緊張やストレスが原因の手汗に有効です。
深呼吸をしながら5秒押して5秒離すを繰り返します。ツボを押しながら深呼吸することで気持ちが落ち着いてくるはずです。
【合谷(ごうこく)】
人差し指と親指の付け根にあるツボです。合谷もストレスを感じた時や気持ちが落ち着かない時に精神を安定させる効果があると言われています。その他にも痛みを和らげたり視力を回復する効果もあると言われている万能のツボです。
反対側の親指で優しくマッサージをするかの如く押します。
②腹式呼吸
腹式呼吸で深い呼吸をすることで、副交感神経を優位にして心身をリラックスさせることで手汗を防ぎましょう。腹式呼吸とは、吸引時にお腹が膨らみ、吐いた時にお腹がへこむ呼吸法のことです。
腹式呼吸の方法は、まず口からふーっとゆっくり空気を吐ききります。この時にお腹がへこむことを意識してください。吐ききったらゆっくりは鼻から息を吸います。この時にお腹に空気が送られて膨らむことを意識してください。この呼吸を10回程度繰り返すことでリラックス効果が得られます。
何処でも簡単にできるので、緊張やストレスを感じる前に手汗の予防として腹式呼吸を行うのもおすすめです。
手汗対策グッズ3選

①TESARAN テサラン
テサランは手汗対策が出来る医薬部外品のハンドクリームです。朝に1回塗るだけで効果が最大72時間持続してくれます。有効成分のクロルヒドロキシアルミニウムとイソプロヒルメチルフェノールが、手のひらに薄く幕を張って手汗を止めてくれます。クロルヒドロキシアルミニウムは安全性が高く、肌荒れを起こしにくいと言われています。
パッケージのデザインもシンプルでハンドクリームのようなチューブ状なので、周りの目を気にすることなく使えます。手汗が気になる前にあらかじめ塗っておくのがポイントです。
②デトランスα手足用
デトランスα手足用は、デンマーク生まれの手汗対策ローションです。手汗だけでなく、汗が気になる足の裏にも使うことができます。使い方は、夜寝る前にローションを手のひらに塗り、よく乾かして寝ます。
翌朝、濡らしたタオルや汗ふきシートで手のひらをふき取ってください。成分が浸透しているので朝にも塗る必要はありません。高い殺菌効果と制汗効果で手のひらをサラサラに保ってくれます。
海外製ということもあり、手のひらに刺激を感じたという口コミもあるので、肌の敏感な方は注意してください。デトランスα脇汗用も気になる脇汗に効果があると口コミで話題です。
③ミョウバン水
ドラッグストアや薬局で購入できるミョウバンを使ってミョウバン水を作り、スプレーボトルなどに入れて手汗が気になった時や手汗の予防として手のひらにスプレーする方法です。
【準備するもの】
・ミョウバン5g
・水道水150ml
・スプレーボトル
ミョウバン5gと水道水150mlをスプレーボトルに入れ、よく振って完成です。
ミョウバン5gは粉末の場合、およそ小さじ1です。
ミョウバンは200円程度で購入でき、手汗対策として以外にも様々な使い方ができるので、ぜひドラッグストアなどで購入して試してみてくださいね。
まとめ
手汗が出る理由と手汗対策についてご紹介しました。
手汗は精神的なストレスや緊張と大きく関わっています。手汗を気にし過ぎるストレスで交感神経を刺激してしまわないように、ストレスとうまく付き合いましょう。
手汗を気にし過ぎないためにも、ツボを押したり腹式呼吸をすることで、気持ちを落ち着かせるのも効果的です。緊張しそうな時やストレスを感じた時には、予防として先に対策しておきましょう。手汗対策グッズでケアをしておくと、さらに手汗を気にせず安心できますね。
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