自分は「オイリー肌」と感じていませんか?オイリー肌とは、「脂性肌」とも言われ、皮脂によってお肌がテカテカになってしまうお肌の状態のことです。
近年、自分は「脂性肌」「オイリー肌」と自覚している人が多いと言われています。では、反対に乾燥肌は少ないのかといえばそんなことはないんです。実は、脂性肌、オイリー肌は乾燥肌、敏感肌へとつながってしまいます。
そうならないために、脂性肌、オイリー肌の正しい改善方法を詳しくご紹介していきます。
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オイリー肌とは
症状からわかるオイリー肌の特徴
脂性肌、オイリー肌から起こる肌トラブルは実は多種多様にあります。まず、当てはまる肌トラブルの正体を知ることから改善の道に繋げていきます。具体的に脂性肌、オイリー肌から起こる症状をご紹介します。
①化粧くずれ
汗や、水分でくずれるのとは違い、過剰に皮脂が分泌されることにより、化粧がすぐにくずれてしまうといった症状が出てきます。
②ニキビ
皮脂分泌が過剰に起こると、その皮脂をニキビの原因となるアクネ菌がエサにし増えるということが起こります。特にTゾーン、頬などにニキビが出来やすい状態になります。
③毛穴詰まり
皮脂分泌が過剰になると毛穴に皮脂角栓が出来てしまい毛穴を詰まらせてしまいます。その結果、炎症を起こしたり、ニキビを引き起こしたりします。
④毛穴黒ずみ
皮脂分泌が過剰になると毛穴が詰まった状態になります。そこに紫外線をあたると次は毛穴が黒くなってきます。これがシミへと変わっていきます。
⑤毛穴開き
皮脂分泌が過剰になり皮脂角栓が出来てしまうと、毛穴を大きく開かせてしまいます。
⑥肌のテカリ
皮脂が分泌されるとTゾーンが特にテカリやすくなります。そこをあぶらとり紙などで頻繁に取ることにより余計に皮脂分泌を過剰にしてしまいます。
⑦キメが悪い
毛穴が開く状態が続くと今度は肌のキメが悪くなります。皮脂分泌量の少ない場所と皮脂分泌の多い場所(Tゾーン)とのキメの細かさが大きく変わってきます。
⑧赤み
肌の表皮が薄くなり赤いカサカサした湿疹が出てきます。毛細血管が見えている状態になってしまい炎症を起こし肌に赤みが出てしまいます。
⑨フケ、薄毛
毛穴の数が一番多く存在する場所が頭皮になるので、皮脂角栓が多くなると頭皮にはフケ、薄毛といったトラブルが起きやすくなります。
このような症状が当てはまる場合は、脂性肌、オイリー肌と言えます。間違えた改善方法で症状を悪化させないために脂性肌、オイリー肌になる原因へ進めていきます。
オイリー肌の原因
脂性肌、オイリー肌になる原因も様々あります。自分に当てはまる原因を改善すれば、脂性肌、オイリー肌はなくなるということです。その原因をあげていきます。
①皮脂をとり過ぎていること
本来皮脂の役目は、肌の乾燥や感染症から守るという大事な役目があります。
しかし、あぶらとり紙を頻繁に使うことや何度も洗顔をすること、強い洗浄力のある石鹸、シャンプーを使うことで皮脂を取り過ぎてしまい、肌を守るために皮脂が足りないと判断させ返って皮脂を過剰に分泌させてしまいます。
②食生活
飽和脂肪酸を多く含むバター、牛脂、ラード、肉類、ショートニングなどの油をたくさん含む食べ物、甘いもの、お酒の過剰摂取は皮脂の分泌量を増やしてしまいます。毛穴が詰まる原因でもあります。
③ホルモンバランスの乱れ
皮脂の分泌には男性ホルモンと成長ホルモンなどが関係しています。睡眠不足、ストレス、年齢、偏食が原因でホルモンのバランスが乱れ皮脂を過剰に分泌させてしまいます。
④血行不良
喫煙、冷え性などが原因で新陳代謝が悪くなると、皮脂の分泌が増えてしまうことがあります。
脂性肌・オイリー肌改善のためのステップ
ステップ1 洗顔料の改善
洗浄力の強い洗顔料を使うと皮脂が過剰に分泌されてしまい、脂性肌、オイリー肌になってしまいます。
そこで良い洗顔料の選び方は、合成界面活性剤が使われていないもので汚れをしっかり落としてくれるものを基準に選びます。界面活性剤の成分表示は、「石ケン素地」「カリ石ケン素地」などと表記されています。
合成界面活性剤不使用の洗浄料の代表的なものが固形石鹸になります。固形石鹸は弱アルカリ性なので汚れをしっかり落としてくれる働きもあります。脂性肌、オイリー肌の人は、固形石鹸がおすすめです。
固形石鹸は、必ず泡立てネットでしっかり泡立てて優しく肌にのせるようにして洗うことが大切です。
ステップ2 食事の改善
甘いもの、脂っこいもの、お酒は、皮脂分泌を過剰にしてしまいます。また、加工食品は、美肌に欠かせない亜鉛の吸収を減らすだけではなく、肝臓への負担が大きくなるのでとり過ぎには注意が必要です。
脂っこいものが好きという場合は、脂ののった魚にするだけで、毛穴の詰まりをなくす本来皮脂に必要な質の良い脂になり、肌を保護してくれます。
脂性肌、オイリー肌を改善する食品の摂り方は、ビタミンCを加熱しないまま摂るようにし、ビタミンB2は、汁物で摂り、ミネラルは和食で摂ると効果的です。ビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収力を高めてくれます。
ステップ3 生活習慣の改善

血液循環や新陳代謝を良くすることが大切です。血液の循環、新陳代謝を良くすると、肌の角質層で新しい細胞と古い細胞の入れ替えがスムーズになり、皮脂の過剰分泌をおさえることが出来ます。
そのためには、適度な運動をし、便秘の予防を心がけ血液循環を活発にさせることがポイントです。
また、喫煙は、血管を収縮させ血液循環を悪くしてしまい、コラーゲン生成などに必要なビタミンCを大量に消費させてしまいます。肌の再生を低下させてしまいますので、喫煙はやめたほうが良さそうです。
ストレスは、内臓機能を低下させるだけでなく、脂性肌、オイリー肌といった肌トラブルに繋がってしまいます。精神、肉体の健康を重点に考えるようにした生活習慣が脂性肌、オイリー肌の改善になります。
ステップ4 スキンケアの改善
「ある程度の皮脂は残す」を念頭に置いてスキンケアを心がけるようにします。あぶらとり紙をティッシュに変え、ティッシュを軽く押さえ、動かさないようにして上から滑らせるように動かし、余分な油分を取るだけにします。
パウダーファンデーションは、油分を吸収してくるのでベースに使い、スポンジではなくブラシを使うようにするとキレイに仕上がります。
また、化粧直しの際は、崩れた部分と崩れていない部分にヨレが出来やすいので、その場合もブラシで境目をのせていくようにします。ブラシは一定方向に動かさず、いろんな方向から動かし、クルクル回すなどすると筆の痕が残りません。
ステップ5 スプレーを上手く使い改善
ティッシュなどで余分な油分を取った後は化粧水のスプレーやミストを上手く使うようにして肌の保湿を高めます。スプレーをした後は軽くティッシュで押さえファンデーションやパウダーをのせるようにします。
オイリー肌改善のまとめ
脂性肌、オイリー肌にとって特に大切なことは「皮脂をとり過ぎないこと」「保湿をしっかりすること」「洗顔を優しくおこなうこと」になります。
保湿は油分の少ないものを選ぶようにします。また、アルコールが入ったものは、水分を飛ばしてしまうので避けたほうが良さそうです。
脂性肌、オイリー肌には乾燥肌、敏感肌が常に隣り合わせにあるので、早めの改善が必要になります。ぜひ、参考にしてください。
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