「思春期ニキビ」とは、10代の子供に出来るニキビのことを言い「大人ニキビ」とは出来る原因が違います。
多くの10代の子供がこの「思春期ニキビ」に悩まされていると言われています。沢山ニキビができてしまって、それをコンプレックスに思ってしまう人も多く存在するのです。
思春期ニキビは仕方ない、思春期が終われば自然に治るからほっときなさい、そういわれたことのある人も多いのではないでしょうか。
しかし、ニキビなんてないほうがいいに決まっています。
そこで、「思春期ニキビ」が出来る原因とその解消方法について詳しくご紹介していきます。
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思春期ニキビができやすい原因
思春期ニキビとは

「思春期ニキビ」とはどういったニキビなのかということをご説明していきます。
まず、ひとつは13歳から18歳頃を中心にホルモンバランスが崩れてしまうことが原因で起こるニキビがあります。
この時期、子供から大人へと身体が成長していこうとし、男子の場合はテストロゲン、女子の場合はエストロゲン、プロゲステロンなどの成長ホルモンの分泌が増えていきます。
この成長ホルモンが過剰に分泌されることで、毛穴からの皮脂の排出量が追いつかず、古い角質や汚れがたまりやすくなります。
そして、それをエサにしているアクネ菌が増殖していくのです。アクネ菌の増殖が活発化してくるとニキビが炎症を起こしてしまうことに繋がっていきます。
ですが、ホルモンバランスの崩れからくる思春期ニキビは、ホルモン分泌が落ち着き出すと自然に治ってくるのも特徴のひとつです。
そして、ホルモンのバランスが崩れる原因はもうひとつあります。それは、ストレスです。
感受性が豊かな10代は、特にストレスを感じやすいようです。子供から大人へと身体が変化する過程なので、毛穴も十分に発達していないこともあり、皮脂や汚れが溜まりやすくニキビに繋がります。
また、スナック菓子、パフェなど食べる機会が多いのも10代の特徴かもしれません。このスナック菓子などの影響で皮脂分泌を活発にしてしまい思春期ニキビに繋がります。
思春期ニキビが出来る場所で原因を知る
思春期ニキビが出来る場所によって原因が分かることがあります。
①おでこ鼻にかけてのTゾーンに出来る思春期ニキビ
特に思春期ニキビが出来やすい場所がTゾーンと言われています。ここは、皮脂腺が多い場所でもあるので、ホルモンのバランスが崩れることにより皮脂分泌が増えニキビが出来やすくなります。
また、体育などで汗をかきやすい10代にとって、そのまま汗を拭き取らないでいるとTゾーンにニキビが出来やすくなります。
汗を拭き取ったとしても、汚れたままのタオルやハンカチを何度も使うことで、顔に菌を塗り広げるといったことになり思春期ニキビの炎症に繋がります。
②口の周りに出来る思春期ニキビ
口の周りに出来る思春期ニキビの原因の多くは、スナック菓子などによる脂質や糖質の摂り過ぎで胃腸に負担がかかることにあるようです。
また、疲労やストレス、食べ過ぎなども胃腸に負担がかかりやすく口のまわりに思春期ニキビを作ってしまう原因になります。
③頬に出来る思春期ニキビ
皮脂量が増えることにより肌が乾燥してしまいます。頬に出来る思春期ニキビの原因は、肌が乾燥することで刺激を受けやすくなることにあります。
例えば、携帯電話を顔に押し当てている時間が長いことやマフラーなどの衣服や髪の毛のワックスなどが頬に触れることが刺激となっている場合も考えられます。
④あごに出来る思春期ニキビ
フェイスラインに出来る思春期ニキビもホルモンのバランスが大きく影響しているようです。女子の場合、生理前になるとホルモン分泌が活発になり影響が出やすくなります。
次ページ:思春期ニキビの解消方法
思春期ニキビの解消方法
食生活に気をつける

思春期ニキビにとって一番の解消方法は食生活に気をつけることです。スナック菓子やチョコレート、揚げ物などは胃腸に負担がかかりやすく体内で大量のビタミンを消費させてしまうことになります。
そのことが原因で思春期ニキビを悪化させてしまうことになるので、出来るだけスナック菓子や脂っこい食べものを控えめにしてビタミン摂取を意識した食事が大切です。
そこでビタミンのそれぞれの効果と食材についてご紹介していきます。
①ビタミンA
皮膚や粘膜を正常な状態に保つ役割があり、免疫力をあげる働きをしてくれます。
ビタミンAが多く含まれる食材は、レバー、緑黄色野菜、卵黄などがあります。特にレバーや緑黄色野菜に含まれるビタミンAには美肌効果がありニキビ予防に効果を上げてくれます。
②ビタミンB群
肌のターンオーバーを正常にする役割があり、皮膚だけではなく髪や爪にも栄養を届ける働きをしてくれます。ビタミンBが多く含まれる食材は、乳製品、納豆、レバー、胚芽米、マグロなどです。
③ビタミンE
新陳代謝の促進、血行促進をする役割があり細胞膜を活性酸素から守る働きとホルモンバランスを整えてくれる働きをしてくれます。
ビタミンEが多く含まれる食材は、くるみ、アーモンドなどナッツ類、うなぎ、イワシ、すじこ、いくらなどの魚卵類です。
④ビタミンC
コラーゲンの生成を促進する働きがあり、活性酸素を取り除く役割をしてくれます。ニキビの炎症の抑制や肌ストレスの緩和などに効果があります。
ビタミンCを多く含む食材は、キウイ、苺などの果物、パセリ、ブロッコリー、パプリカ、芽キャベツなど緑黄色野菜です。
睡眠をしっかりとる

睡眠不足になると自律神経が乱れてしまい皮脂の分泌量が増えてしまいます。思春期ニキビは、ホルモンバランスの乱れなどが影響しやすくただでさえ皮脂量が増えやすい時期でもあります。
されに睡眠不足が重なるとますます皮脂量が増えてしまい思春期ニキビを悪化させてしまうことに繋がるので十分な睡眠をとることが大切になります。
肌は、十分な睡眠をとることで再生能力が高まり美肌へと生まれ変わることが出来ます。
また、肌が再生しやすい時間をゴールデンタイムと言いPM10:00~AM2:00に睡眠をとることが最も効果的なニキビの解消方法となると言われています。
思春期ニキビにあうスキンケアを心がける
思春期ニキビは、繰り返し出てくるという厄介なニキビでもあります。そこで、思春期ニキビに効果的なニキビ専用洗顔などを使うことが最も良いスキンケア方法になります。
ニキビ専用の洗顔料にはアクネ菌を取り除く効果やニキビ肌に合う美容成分が含まれています。
そうかといって、あまりに安い商品には品質の悪いものもあるようですので注意が必要です。
思春期ニキビの化粧水などを選ぶ際は、アルコールが含まれているものや刺激が強いものは避け、使う前にパッチテストを行うようにすることが大切です。
思春期ニキビを悪化させないためにも品質の良い商品を選ぶことをおすすめします。また、洗顔剤を選ぶときは、あまり洗浄力が強すぎるものを選ぶのではなくマイルドな洗顔料を選ぶようにします。
あまり強い洗浄力があると、肌を守るために必要な皮脂まで洗い流してしまうことになります。皮脂を取りすぎてしまうと乾燥を招き、乾燥から肌はバリア機能を高めようとして返って過剰に皮脂を分泌してしまいます。
そうなると皮脂が毛穴に詰まりやすく思春期ニキビを悪化させてしまうことになります。
洗顔も1日2回までにし、出来るだけ肌に刺激を与えないためにも濃密泡を泡立てネットで作り、やさしく30秒程度顔にのせるだけにして洗い流すようにします。
おでこや髪の毛の生え際にもしっかり洗顔料をのせて洗い流すことが大切です。
洗顔後は、すぐに化粧水などで保湿を行うようにします。市販の思春期用のニキビ薬にも皮脂分泌を抑える効果があるので上手く活用するのも良い方法です。ぜひ、参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか。
思春期のニキビは皮脂の過剰分泌によるアクネ菌の発生が主な原因となっています。大人ニキビとは違いますよね。
そのため、皮脂を取り除くのが思春期のニキビには効果的ですが、良かれと思って沢山行っていた洗顔が実は思春期ニキビの増加に一役買っていたなんてこともあり得ます。
人によって肌のお手入れ方法は全く異なります。肌がきれいな人と同じお手入れをしてもその人に合っていなければ肌は綺麗になりません。
なので、上述の思春期ニキビ解消法のポイントを抑えたうえで自分に適したお手入れ方法を探しましょう!
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