大人になってできるニキビは治りにくく、繰り返し出来てしまうという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
これらのニキビの多くの原因は、間違えたスキンケアをしていることにあるようです。
そこで今回は、ニキビの根本的な4つの治し方についてご紹介いたします。
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ニキビができる原因
ニキビとは
ニキビが出来る根本的な原因は、毛穴に皮脂や汚れが詰まりそこにアクネ菌が増殖しニキビへと繋がることにあります。
皮脂が増えてしまう理由は、ホルモンのバランスの乱れ、ストレス、乱れた食生活、睡眠不足、間違えたスキンケア、紫外線など原因も様々です。
こういった原因で皮脂が増え続け上手くターンオーバーが出来なくなると黒ニキビ、白ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビへと悪化していきます。
ニキビが治っても凹凸のあるニキビ跡が残ることもあるので、そうならないためにも自分で出来る根本的なニキビの治し方を知ることが大切になります。
ニキビの根本的な4つの治し方
1.ホルモンのバランスを整える

ホルモンバランスを整えるためには、良い睡眠をとり、疲労やストレスをためない体作りが必要になります。
生活バランスが崩れると、疲れやすくなりストレスも溜まりやすくなると言われています。ストレスが溜まるとアドレナリンが生成され、同時に男性ホルモンが増えるそうです。
この男性ホルモンが増えることにより皮脂が大量に分泌されてしまいます。まずは、生活バランスを整えることを意識することが大切です。
そこでおすすめは、ローズ入りの入浴剤でゆっくり湯船に浸かりリラックスする方法です。
ローズには、女性ホルモンに働きかける作用とストレスに有効な成分が入っているのでホルモンバランスを整えるのに効果的です。
睡眠時間も肌の再生能力が高まるゴールデンタイムPM10時~AM2時にはしっかり睡眠を取るようにすることがニキビを治すことに繋がると言われています。
また、サプリメントなどを飲むことも良い方法のようです。
2.外的刺激を避ける
ニキビの原因は、毛穴に皮脂が溜まりそこに細菌が繁殖して正常なターンオーバーが出来なくなっていることにあります。
ニキビが出来ている肌は特に敏感になっているので、そこに紫外線などの外的刺激が加わると、肌はどんどん乾燥していきニキビを悪化させてしまいます。
紫外線は一年中降り注いでいるので、紫外線対策を怠らないことが大切です。外出時は帽子をかぶることや日焼け止めをこまめに塗り直すことが良い方法です。
また、ニキビを触る癖、頬杖をつく癖が肌に刺激になっていることもあります。
ニキビを触り続けると悪化してしまうので、とにかく触らない癖をつけるようにしましょう。出来るだけ頬に手を置く前に腕を組むなど癖を変えることを意識することが大切です。
触る癖をなくすためにニキビが出来ている場所にコンシーラーなどでニキビを隠しておくというのも良い方法のようです。
3.胃腸の働きを良くする

ストレスや疲労などで精神的、肉体的にダメージを感じると胃に変調をきたしやすくなると言われています。
胃腸が弱ったままになると栄養を運ぶ力も衰えてしまい身体の様々なところに影響が出てきてしまいます。日頃から食べ過ぎ、飲み過ぎ、夜更かしなどをしないようにし、バランスの良い食事をとることが大切です。
また、体を冷やすことは便秘や下痢といった胃腸虚弱の原因になり、体内に毒素を溜めてしまうことになるので、腸内環境を良くする善玉菌を増やす意識が大事です。
便秘の原因になると言われている悪玉菌を減らし善玉菌を増やすために、1日にミネラルウォーターを常温にして1.2~2リットルを目安にこまめに飲むという方法があります。
常温にした方が良い理由は、体を冷やさないためです。また、白湯にすることで基礎代謝を上げることができ、便秘解消だけではなく美肌効果も出てきます。
食べ物にはヨーグルトなどの乳製品やアロエも腸内環境を良くするのに効果的と言われています。反対にトウガラシやカフェインなどの刺激物は、胃腸に負担をかけてしまうので控えたほうがよさそうです。
もうひとつ、ニキビを治すのに効果的なことは、ビタミンを摂取するという方法です。
①ビタミンA
ターンオーバーを正常にしてくれる働きや皮膚、粘膜を正常な状態に保つ働き、免疫力をあげる働きがあります。
緑黄色野菜、卵黄などに含まれていて、特にレバーや緑黄色野菜に含まれるビタミンAには美肌効果がありニキビ予防に効果的と言われています。
②ビタミンB群
肌のターンオーバーを正常にする役割があり、皮膚だけではなく髪や爪にも栄養を届ける働きをしています。
ビタミンB群は、比較的さまざまな食材に含まれているため摂取量が不足しにくいと言われていますが、特にビタミンB群の中でもニキビ治療に効果的なビタミンB2、ビタミンB6を意識して摂るようにすることが効果的です。
ビタミンB群を多く含む食材は、カツオ、まぐろ、にんにく、レバー、うなぎ、アボガド、青魚、納豆、乳製品などです。
ビタミンB2は、主にヨーグルト、チーズなどの乳製品、納豆、レバー、まいたけ、うなぎ、海苔、卵、アーモンド、胚芽米、マグロなどに含まれています。
また、ビタミンB6は、ニンニク、マグロ、カツオ、鶏ひき肉などに多く含まれています。
③ビタミンC
ビタミンCは、美肌を作るビタミンとして有名です。ビタミンCには、肌環境を正常にしてくれる働きやコラーゲンの生成を促す働き、活性酸素を取り除く働きがあります。
また、お肌のシワやたるみの抑制、ニキビの炎症の抑制、メラニンの抑制、肌ストレスの緩和などに効果があるため、赤みをおびたニキビ跡などのケアにも効果的な栄養素といえます。
ビタミンCが不足してしまうとターンオーバーが正常に行われなくなり、毛穴に皮脂がたまりやすくなります。ビタミンCは、水溶性なので多く摂取した方が良い栄養素です。
ビタミンCを多く含む食材には、キウイ、苺、柿、レモン、オレンジなどの果物やパセリ、ゴーヤ、ブロッコリー、パプリカ、芽キャベツなどの緑黄色野菜があります。
4.ニキビに効果的なスキンケアを心がける
ニキビが出来ると必死でクレンジングをしてしまいがちですが、クレンジングをやりすぎると返ってお肌にダメージを与えることになります。
クレンジング剤は化粧や汚れを落とすためのものですが、肌にとって必要な皮脂まで落としてしまうこともあります。
また、洗顔料がフェイスラインに残ったままになっているすすぎ不足や、保湿不足などスキンケア方法が間違えていると、肌の内側から乾燥してしまう「インナードライ」という状態を作ってしまいます。
体は肌を守ろうとして皮脂の分泌を増やしてしまうので、ニキビが出来やすい状態になります。そこで、正しいクレンジング方法をご紹介します。
- 極力肌への負担を減らすために、最初に落ちにくいアイメイクやマスカラ、口紅などは、専用リムーバーをコットンに染み込ませて他の皮膚に当たらないように優しく拭き取っておきます。
- クレンジング剤を適宜手に取ります。クレンジング剤の量が少なすぎるとお肌のへの摩擦が起きやすくニキビ肌を悪化させてしまうことになるので、説明書きを必ずチェックし、クレンジングの量を少なめにしないようにすることが大切です。
- クレンジング剤は、額鼻のTゾーン→頬→顎にかけてのUゾーン→皮膚の薄い目元→口元の順番で乗せていきます。
- 優しく指先をクルクルと回し肌になじませるようにして皮脂や汚れを浮かせていきます。
- ぬるま湯でさっと手早く洗い流すようにします。冷水は、毛穴が引き締まり汚れが落ちにくくなるので避けます。また、40度以上の熱いお湯だとお肌の乾燥を招くことになるので、必ずぬるま湯で洗い流すことがポイントです。
- クレンジングにかかる時間を1分以内で素早く洗い流すことが大切になります。
まとめ

いかがでしたでしょうか。体の外側と内側からしっかりケアすることがニキビを治すことに繋がるようです。
上手くターンオーバーが出来るようになるために、保湿成分の高い化粧水を選ぶようにすることも大切です。
ビタミンC誘導体の成分が入っている化粧水は、抗酸化作用があり炎症のもとになる活性酸素を除去してくれる働きや皮脂を抑える効果、色素沈着を防いでくれる働きがあるのでおすすめです。ぜひ、参考にしてみてください。
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