いまやセレブや有閑マダムだけではなくて、一般の人にまで浸透してきたネイルアート。数年前に比べてデザインや材料なども格段に進化し、ネイルアーティストに頼まなくても一般の人でも自由にネイルアートを楽しめるようになりましたよね。
その理由は100均などでもネイルアートの材料を売っていたり、ネイルアーティストのサロンも低価格化し、気軽に行けるようになったことが挙げられます。
ここではネイルアートの必須アイテムと基本的なネイル方法をご紹介します。
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ネイルアートに必須のアイテム

それではネイルアートに必須のアイテムからご紹介します。どれも簡単に通販などでも手に入るものばかりです。
ネイルボリッシュ
マニキュアという言葉は昔から使っていましたが、「ネイルポリッシュ」という言葉は、ここ数年、ネイルがブームになり「ネイル」という言葉とともによく耳にするようになった言葉ですよね。
果たしてマニュキュアとネイルポリッシュにはどのような違いがあるのでしょうか?
まずマニュキュアですが、もともとはラテン語のマニ(手の意)キュア(ケアの意)から生まれた言葉です。そのため、爪に色を塗ることだけではなく、甘皮をとったり爪の表面を磨いたりといった、ネイルに関する広義な意味を指しています。
それに対してネイルポリッシュは「爪に湿布し色をつけるものの総称」で、本来、日本でマニュキュアと呼ばれていたものをそのままネイルポリッシュとも呼びます。いまでは、一般人はマニュキュア、ネイルアーチストや日常的にネイルアートをしている一般人でも、爪に色をぬることをネイルポリッシュと呼び、マニュキュアと呼び方を区別しているようですね。
ベースコート、トップコート
ベースコート、トップコートはすでに一般の人にもおなじみとなった、ネイルポリッシュの前後に塗る、ベースとトップの透明な液体のことを言います。
ベースコート、トップコートともに、塗るのと塗らないのとでは、ネイルポリッシュのもちやツヤが格段に違ってきます。
ファイル(爪やすり)
爪やすりのことはネイル業界の専門用語で「ファイル」といいます。
また、爪をやすりで整えることをファイリングといいます。
このファイルはネイリストが使うものは4種類あります。
エメリーボード、アクリルファイル、ソフトファイル、シャイナーとあり、エメリーボードは自爪を整えるのに使います。いわゆる爪切りの代わりですね。削ることで形や長さを整えます。このエメリーボードは粒子が荒いものから細かいものがあり、細かすぎても削るのに時間がかかり、粗すぎても爪に負担がかかってしまいます。
また、アクリルファイルはゼブラファイルとも呼ばれ、人工爪の表面を削るのに使います。天然の爪に比べて固い人工爪を削るのに使うので硬く、厚い板で作られています。また、種類も豊富にあります。
ソフトファイルは、エメリーボードやアクリルファイルで削った爪を滑らかにするためのツールです。いわゆる目の細かいヤスリのようなものです。用途としては自爪や人工爪の表面を整えたり、人工爪を作る時の下処理に使います。また、シャイナーは爪の表面につやを出す時に使います。両面が使えるようになっており、ファイルを使った後で、粒子が違う細かいヤスリを使うことでで爪の表面がつやつやになります。「ツヤ出し」とも言われます。
ブラシ
ブラシはセルフのジェルネイルには欠かせないアイテムで、「筆」のことです。こちらもセリアなどの100均で手にはいります。
平筆と細かい模様を描くポイント用の2本があれば十分でしょう。
ピンセット
ピンセットもネイルアートには必須のツールです。特に爪の上にラメやラインストーンなどチャームをつける場合、指先がどんなに細かいものをつかめても、ピンセットの先に勝ることはありません。
ピンセットがひとつあるかないかで、ラインストーンなどの小物をつける時の作業効率がぐっと変わってきますので、ひとつあると便利です。
ネイルシール
セルフネイリストにはお手軽でおすすめなのが、ネイルシール。100均、特にセリアで豊富に揃っており、爪にシールを貼ってからトップコートなどを塗って使います。
お手軽に本格的なネイルができるのでおすすめ。なお、このシールを貼る時にもピンセットは欠かせません。
あると便利なアイテム
あると便利なアイテムでおすすめなのが、オレンジスティック。やはり100均のセリアで売られている木の棒なのですが、はみ出したネイルを拭いたり、甘皮の処理をしたり、ラインストーンやチャーム、シールを置いたりと、ピンセット代わりにも使えるアイテムです。
ネイルアートの基礎知識

①マニキュアの塗り方
マニュキュアの塗り方なんて、今更聞かなくても・・・と思われる方もたくさんおられると思います。
しかし、ベースコートの前にエタノールやプレプライマーで爪の油分を落としてから塗るときれいで長持ちするなどという裏技的なトリビアはあまり知られていないのではないでしょうか?
マニュキュアは刷毛の両面をボトルの端でしごき、最初にはげやすい爪の先端に塗ることで長持ちし、見た目もきれいです。
次に再びボトルに刷毛を浸け、こんどは刷毛の片面をしごいてから、一度目のネイルポリッシュを爪に塗ります。マットタイプは中央→両端の順、パールタイプなら端から順に塗り、継ぎ足さず、一気に塗るのがコツです。キワまで塗ろうとして指にまで塗らないように気をつけます。
はみ出したところをオレンジスティックで消します。
②マニキュアの正しいオフ方法
マニュキュアの正しいオフの方法はどうすればいいのでしょうか?
よくひんぱんにマニュキュアをすると、爪に悪いのではないかと思われることがありますが、爪に悪いのは除光液のほうです。除光液はアセトンが入ったものと、入っていないものがありますが、入ったほうが強力のようでラメ入りなどのネイルポリッシュに向いています。また、臭いはシンナーのような強烈な臭いがしますので、苦手な方はノンアセトンのものがいいでしょう。
いずれにしても爪には負担をかけてしまいますが、短時間で落とせてゴシゴシこすらずに落とす方法をお教えしましょう。こうすることにより、爪への負担は最小限にとどめられます。
それはコットンを爪のサイズに切ったものに除光液(アセトン入り)を浸して、オフしたいネイルの上に置いていき、上から10センチ各くらいに切ったアルミホイルでカバーしてから5~10分ほど置いておく方法です。こうすれば、アルミホイルが除光液を蒸発させず、温度も上昇させてくれるため早く落とすことができます。
③ネイルをきれいに乾かすには?
ネイルをきれいに乾かすことができるのは、即乾タイプのトップコートを使うなどがありますが、もっと基本的なことがら
・薄く塗る、
・ベースコートやトップコートをちゃんと塗る
・マニュキュアを薄く塗る
・甘皮、表面など塗る前の爪の手入れをしておく
などに加えて、
・自然乾燥2.3分の後、ドライヤーの冷風を当てる
・塗った後で指を氷水につける
・オリーブオイルを塗る
などの裏技的速乾トリビアも試してみられてはいかがでしょうか?
④ネイルアートの種類
ネイルアートはいろいろな種類があります。
ベーシックなところでは、OLさんに人気の単色(ワンカラー)から爪先だけを違う色にするフレンチや逆フレンチ、ベースを大理石のようなマーブル状にするマーブル、貝のような質感のシェル、まるでデニムのような質感にするデニム、グラデーションなどがあります。
チャームをつける
それに爪にチャームをつけるのも流行しています。たとえば、小さな押し花やストーン、鋲のようなスタッズなどです。従来からストーンなどは当たり前でしたが、近年になってバリエーションが増えてきました。
初心者におすすめの簡単ネイルアート5選
ネイルアートにもいろいろありますが、人気の高いものをご紹介します。
フレンチ
フレンチネイルは上品で人気が高いネイルです。ベースを塗っておいて次にフレンチラインを描きますが、フレンチラインをフリーハンドで描くのはネイリストでも難しいです。おすすめは丸パンチなどのシールを爪に貼っておいてそのラインにネイルを塗る方法。こうすることにより、シールを剥がすとカーブがきれいに描けています。ポイントはマニュキュアをつけすぎないようにすることです。
押し花
押し花ネイルも近年人気です。100均で売っている押し花シールを貼った後にトップコートなどを塗っただけでもさまになるのでおすすめです。
ストーン
こちらもベーシックな色のネイルのワンポイントになるものです。まずトップコートを塗り、小さな石をトップコートが乾かないうちに乗せます。ピンセットの代わりにウッドスティックや爪楊枝のほうがやりやすい場合もあります。最後にもう一度トップコートをストーンの上から塗りますが、アクリル系のストーンの場合は色が曇ってしまう場合もありますので注意が必要です。
なお、ストーンはスワロフスキーなどの他、アクリルのもの、半球体のアクリルのパール色のもの、粒状のメタリックやゴールドのブリオンなどがあります。花の形やフレンチネイルのように配置したり、工夫とセンス次第でステキになります。
スタッズ
スタッズは「鋲」の意味があります。ファッションの世界ではジャンパーやスカート、ベルトや財布などに使われていましたが、現在ではネイル用のスタッズも売られています。小さなものなので多少つけるのが難しいかもしれません。
インパクトは一番強いチャームなので、カジュアルからゴージャスなファッションまで幅広く対応できます。
デニム
デニムもこの数年の中ではヒットしているネイルです。ファッション界でも空前のデニムブームだったのに合わせ、ネイルの世界でもデニムが進出してきました。
セルフネイルでやるには一見難しそうですが、ベースとなる白を塗ってからデニムに使う色の付いたポリッシュを出し、小さく切ったあら目のスポンジでポンポンと叩いていきます。この時、ピンセットを使うとやりやすいです。
通常ならこのあとにトップコートを塗りますが、かすれたようなデコボコ質感がデニムっぽいのでこのままでもOKです。
オシャレ感、トレンド感は一番あるのでデニムはおすすめのネイルです。ストーンやスタッズなどをつけてもカッコイイです。
まとめ
セルフネイルで楽しむネイルアートをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?ネイルサロンに行くといくらでも希望のネイルにしてもらえますが、お値段も高いこともあり、そうそう頻繁には行けません。そこでセルフネイルでネイルアートを楽しむのはいかがでしょうか?
ポイントは土台となる爪のお手入れをしてからベースコートをきちんと塗り、施術をしてからトップコートも塗りましょう。
また、除光液はアセトン入り、アセトン無し共に、爪に負担をかけますので、オフするときは、できるだけ早く落ちて、爪に負担がかからない方法をおすすめします。なお、ラメ入りなど落ちにくいものを落とす時はアセトン入りがおすすめです。
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