むくみの原因は、実はたくさんあるってご存じですか?ここでは、女性の身近に潜んでいる12個の原因とむくむ理由について解説します。
どれも、私たちの生活に密着した身近なむくみの原因です。心当たりのある項目が多い人程、むくみを感じているはずなので、原因から逆算してむくみを予防するのにも役立ちますよ。
むくみの原因を知る事が、むくまない身体を作る第一歩です。自分の身体がどんな原因でむくんでいるのか、あなたのむくみの原因がわかるかもしれませんよ。
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むくみとは「余分な水分等が皮膚の下に溜まる状態」のこと
むくみは「太った」とは違います。むくみは余分な水分や老廃物、リンパ液等が体内の皮膚下に溜まった状態のことを指します。
皮膚を押したときに、押した後が窪んで残る場合はむくんでいる証拠です。
むくみの原因12つ
むくみは比較的一時的なものです。よって、日頃の生活習慣や食べ物等を治すだけで簡単にむくみをとることは可能です。
以下むくみの原因を場面別に見ていきましょう。
食生活に関するむくみの原因
塩分
誰でも、前日の塩分の摂りすぎで、翌朝顔がパンパン!なんて経験をした事があるはずです。
塩分を摂りすぎると、体内の塩分濃度を調節するために、カリウムが働きます。
ですが、カリウムの量が足りなかった場合は、身体に水分を溜め込む事で塩分濃度を一定に保とうとします。その結果、むくみが生じます。
アルコール
アルコールには、利尿作用があります。
利尿作用のある飲み物は、飲んだ水分よりも多くの水分を尿として排出してしまうので、体内の水分が足りない状態になってしまいます。
水分が足りない状態なので、身体は水分を溜め込んで脱水症状を予防しようとします。そして、むくみが生じます。
カフェイン
カフェインにも利尿作用があるのは有名な話です。
緑茶や珈琲、紅茶、珍しいところでは炭酸飲料など、殆どの飲み物に含まれていると言っても過言ではないカフェイン。
利尿作用がある以上、むくみの原因になる事は否めません。
水分不足
水分補給が足りなかったり、乾燥の激しいオフィスで長時間過ごすと、途端に水分不足になってしまいます。
水分不足になると、身体は水分を溜め込んでむくんでしまいます。
水を飲むと体内の水分量が増えてしまうからむくむかも…と思っている方も多いと思いますが水分はこまめにとった方がむくみ防止に繋がるのです。
水分の摂りすぎ
水分の摂りすぎも、むくみの原因に。摂りすぎた水分の排泄が追いつかず、不要な水分が身体に余ってしまいます。
ミネラル不足
カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルが不足すると、身体の電解質のバランスが崩れてしまいます。
とくにカリウムが足りないと、塩分や水分の排出がしにくくなってしまいます。ミネラルの含まれた食品を積極的に摂ると、むくみが軽くなる可能性も。
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仕事等環境による原因
長時間の立ち仕事
長時間の立ち仕事は、むくみを感じる原因のトップ3に入るのではないでしょうか?
重力が原因で、足に水分や血液が溜まり、上半身に戻りにくくなる事が立ち仕事のむくみの原因です。
血流が滞れば、リンパの流れも滞って、ますますむくむ原因になってしまいます。
長時間の同じ姿勢
同じ姿勢を続けると、筋肉が強張って血流も滞ってしまいます。
もちろん、リンパの流れも悪くなり、水分や老廃物を排出しづらい状態に。
長時間の同じ姿勢は、冷えも誘発するので、相乗効果で益々むくみが加速します。
冷え
冷えは万病のもと。むくみにもよくありません。
冷え性が直接むくみに関係している訳ではありませんが、身体の冷えは自律神経やホルモンバランスの乱れが原因の可能性もあります。
身体の機能を調節している自律神経やホルモンのバランスが乱れていると、老廃物や余分な水分を排出しにくい身体になり、むくみの原因になります。
運動不足
運動不足で筋肉が衰えると、筋肉の力を借りて全身を巡っているリンパ液の流れが滞ってしまいます。
下半身の血液を上半身へ戻してくれるのも、脚の筋肉の働きです。
筋肉が衰えると、血液やリンパ液がスムーズに循環しないので、むくみが生じます。
その他の原因:女性ホルモンの影響
女性には、排卵日ごろから生理日までの約2週間の間、女性ホルモンの1つである「黄体ホルモン」が活発に働く時期があります。
黄体ホルモンには、水分を溜め込む作用があるので、周期的なむくみの原因になります。
その他の原因:肝臓や腎臓などの病気
病気によってむくみが生じている可能性もあります。むくみの他に何か気になる症状がある場合には、病院を受診してみると後の健康に繋がります。
気軽にできるむくみ解消法2選
最後に、むくみを和らげる方法を2つご紹介します。日頃から少し気にかけるだけでも体への影響は大きいので意識してみてください。
①こまめに体を動かす
できるだけ体を動かすようにしましょう。デスクワーク等で長時間座っている方は、デスク下でこまめに足首を回すなど簡単な動きをするといいです。
足先は動かすことで血液の循環がよくなるので、特に意識して動かしましょう。
また、家に帰ってからマッサージをしてあげるとさらに効果があります。
②こまめに少量水分をとる
水分は体内からこまめに出ていきます。よって一度に大量の水分を摂取するのではなく、一日に何度もこまめに水分をとる必要があります。
「喉が渇いた」と感じるときには既に体の水分が不足している証拠です。喉が渇いてから一気に飲むのではなく定期的に飲むようにしましょう。
まとめ
あなたのむくみの原因はこれかな?と思う項目はあったでしょうか?
むくみの原因は様々ですが、原因がわかったら、改善の為に必要な対策も見えてきたのではないでしょうか。
上記の12の原因に共通しているのは、血液やリンパ液の巡りをよくして水分を適度に摂り、運動をし、健康であれば改善できるという点です。
むくみの無い身体を目指して、まずは健康な身体作りから初めてみませんか?
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