お化粧に必要な道具ってたくさんありすぎて初心者さんだと何を用意したら良いか悩んでしまいますよね。
今回は、そんな悩めるお化粧初心者さんのために「これだけは用意しておきたい」というメイク道具と基本的なメイク手順をご紹介いたします。
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お化粧初心者が初めに揃えるべき道具
ドラッグストアなどの化粧品コーナーに行くと、実にたくさんの種類の道具があり、初心者じゃなくても何を買えば良いのか悩んでしまいます。
まずは「これを揃えておけば大丈夫!」という道具をご紹介いたします。基本的な道具を揃え、しっかり基礎メイクができるよう準備しましょう。

化粧下地
化粧下地は、ファンデーションを塗る前に肌のキメや色みを整え、全体的にムラなくキレイにファンデーションが塗れるようにベースを作る役割を行います。
また、メイクの皮脂くずれを防いだり、日焼け止めの効果があるものもあります。化粧下地を使うことで肌の質感が均一になりますので、その後に使うファンデーションやアイシャドウ、チークなどが塗りやすくなります。
ファンデーション
ファンデーションは、顔のしみそばかすやクマなどのムラを隠し、均一な質感の肌に見せるために使用します。
ファンデーションは油分の量でタイプが異なり、油分が少ないものはパウダータイプ、油分が多いものはリキッドタイプになります。
パウダータイプの方が薄づきなので初心者でも厚塗りにならず綺麗に塗ることができます。リキッドタイプは肌への密着度が高いので、カバー力も高いといえます。
おしろい
おしろい(フェイスパウダー)は、ファンデーションより油分が少なく粒子の細かいパウダーをのせることでファンデーションを落ち着かせ、よりキメの細かい自然な肌にみせてくれます。ファンデーションでは隠し切れなかった毛穴などもカバーできます。
アイブロウ
アイブロウは、ペンシルやパウダーを使って眉を理想的な形に整えるために使用します。
眉の濃さや長さは生まれつきの個人差があるため、なりたい雰囲気を作り出すためにはアイブロウを使って形や色みを調整するとあか抜けた感じになります。
アイシャドウ
アイシャドウは、目の周りやまぶたに色みをのせグラデーションを作ることで、瞳の奥行き感を出し、印象的な目元に仕上げるための道具です。
単色でも売られていますが、初心者さんには同色系のグラデーションが3~4色セットになっているものだと悩まず簡単に使えてオススメです。
アイライナー
アイライナーは、印影を強調させるために目のキワに濃い色のラインをひき、目を大きく見せたりするために用います。
引き方次第で切れ長でシャープな印象にも、たれ目でかわいらしい印象にもなれますので、使いこなせるようになるととても便利なアイテムです。
マスカラ
マスカラは、専用のブラシを使ってまつげに直接液や繊維を塗り、まつげをより濃く、太く、長くみせるための道具です。まつげのタイプに合わせて使えるよう、濃さや太さを補うボリュームタイプや、長さを補うロングタイプなどがあります。
また、汗や涙で落ちないようウォータープルーフタイプの商品が多くなっています。
チーク
チークは、頬にピンクやオレンジなどの明るめの色をのせることで、顔の印象を血色よく元気な感じにみせる効果があります。
最近では、10代から20代前半の芸能人がチークを強調したメイクをしているので、初心者でもあまり抵抗なく取り入れられる道具の一つではないでしょうか。
リップグロス・口紅
リップグロスや口紅は、唇に華やかな色みやツヤを与え、シーンに合わせたリップカラーに仕上げるために使用します。色合いは大きくわけるとピンク系、レッド系、オレンジ系、ベージュ系に分かれます。質感もツヤ感が強いタイプからマットなタイプまで様々あります。
ブラシ・ビューラー
キレイにメイクを仕上げるためには、ブラシやビューラーなどの道具は必須です。最低限上述した道具に使用するブラシは押さえておきたいところです。
コスメに付属されているブラシでいいじゃん!と思う方もいると思いますが、付属のものは持ち手が小さく、毛が硬かったり短かったりして使いづらい場合が多々あります。
100円ショップなど安価でも良質で使いやすいものが揃っていますので、是非各種ブラシとビューラーは単体で揃えていただくことをオススメします。
クレンジング
化粧品はそのほとんどに油分が含まれているため、洗顔料だけでは落としきれません。洗顔の前にクレンジング剤を使ってちゃんとメイクを落としてあげる必要があります。
クレンジング剤にはオイル、ミルク、ジェル、ふきとりシートなど様々なタイプがありますが、油分が多くなるほどメイクを落とす力も強くなり、肌への負担も強くなります。メイクの濃さに合わせてクレンジング剤を選びましょう。
お化粧初心者のための基礎メイクの手順
メイク道具をそろえたら、基本的なメイクの順番を身につける練習をしましょう。
メイクには順番があります。基礎を押さえればアレンジも簡単にできるようになりますのでしっかり身につけましょう。

基礎化粧でお肌を整える
綺麗なメイクは綺麗な素肌があってこその賜物です。乾燥で素肌がかさついていたり、ニキビなどの吹き出物があると化粧下地を使ってもメイクは綺麗にのりません。
まずは化粧水や乳液などの基礎化粧品を使ってお肌を整えましょう。基礎化粧品を使うことで素肌の上に膜ができ、化粧品の刺激から肌を守るとともに、毛穴に化粧品が入り込んで汚れが定着してしまうことを防ぎます。
化粧下地をつける
基礎化粧品で肌を整えたら、化粧下地をつけていきます。ムラなく均一に塗るコツは、手の甲に少量とり、指で顔全体にまんべんなく点々とおいていきます。その後に指またはスポンジを使って全体に薄く広げるように塗っていきます。
毛穴やクマなど気になるところにはポンポンと軽く叩き込むように馴染ませます。
ファンデーションを塗る
下地をつけたらファンデーションを塗っていきます。初心者さんの場合、パウダーでもリキッドでも専用スポンジを使った方が綺麗に塗れるでしょう。
スポンジに適量のファンデーションをとり、額→鼻筋→頬→顎の順に広げるように塗っていきます。
額や鼻筋は、中央部分に縦にまっすぐファンデーションを塗り、そこから左右に広げていきます。頬は、目の下からほうれい線にかけて塗り、そこから外側へ広げていきます。
毛穴が気になる部分はスポンジで軽く叩き込むように塗ると目立たなくなります。
おしろいでファンデーションを落ちつかせる
ファンデーションを塗ったら、その上におしろいをのせていきます。おしろいはファンデーションの浮きを落ち着かせる働きがありますので、素肌に近い仕上がりにしてくれます。
専用のパフまたはフェイスブラシを使って、顔全体に軽くたたくようにパフパフとのせていきます。のせた後にミストタイプの化粧水をふると粉が密着し、落ちにくくなります。
アイブロウで眉毛を描く
ファンデーションを塗ったらアイブロウで眉毛を描いていきます。眉の形にも流行がありますが、初心者の場合地眉を活かしたナチュラルな形がオススメです。
髪の色に合わせたカラーを使用し、眉頭から眉尻にかけてブラシやペンシルを使って描いていきます。眉頭から眉山にかけては比較的しっかり生えているので、やさしくなぞるように描き、眉山から眉尻にかけては毛の量や長さ埋めるように調節しながらしっかりと描いていきます。
力を入れすぎたり、パウダーの量が多すぎると濃い眉毛になってしまうので注意しましょう。
アイシャドウを塗る
次にアイシャドウを塗っていきます。上述しましたが、同色系のグラデーション色のセットになっているものは、テクニック不要でコスパもよいので初心者さんにオススメです。
塗り方は、セットの中の一番薄い(明るい)色を眉下からまぶた全体に塗り、徐々に塗る範囲を狭めながら濃い色を重ねていきます。一番濃い(暗い)色は、目のキワから二重のラインの間に塗ると目が大きくパッチリと見えるようになります。
アイラインを引く
アイシャドウを塗ったら、目のキワを縁取るようにアイラインを引いていきます。
アイライナーの主流はブラックで、まつげや瞳の色とほぼ同じ色を使うことで目の大きさを強調しやすくなり初心者さんも使いやすいでしょう。
ラインを太く短めに引けば瞳が大きくかわいらしい印象になりますし、細く長めに引くと切れ長で涼しげな印象になります。
また、目尻を上がりぎみにするときりっとした目元になり、下がりぎみにするとたれ目の優しげな目元になります。慣れてきたら、マスカラやアイシャドウの色と併せてブラウンやネイビーのライナーに挑戦してみるのも印象が変わりオススメです。
マスカラを塗る
アイラインの後はマスカラを塗ります。まずはビューラーを使ってまつげを上向きにあげておきます。まつげが上向きにくせづき、目元がぱっちりと見える状態でマスカラを塗っていきます。
チークを塗る
次にチークを塗っていきます。チークをブラシに少量とり、頬骨付近から外側にかけて円を描くようにふんわりとのせていきます。
少量ずつ塗っていった方がうまく調節できますのでパウダータイプがオススメですが、薄づきのものならパフとチークが一体型のものもパフをポンポンとのせていくだけなので使いやすいです。
チーク一つでメイクはナチュラルにも個性的にも変化しますが、チークを強調した個性的なメイクは初心者には難しい絶妙なバランスで成り立っています。まずは基本を押さえた塗り方を覚えてから徐々に自分に似合うようアレンジしていきましょう。
口紅やグロスを塗る
最後に口紅またはグロスを塗ります。口紅はできるだけ直塗りせずにリップブラシを使って唇の輪郭をなぞってから線維に沿って塗っていくと綺麗に仕上がります。全体を塗った後に軽く上からティッシュで押さえて落ち着かせましょう。
グロスは付属のチップを使い、唇の真ん中を中心に点々とのせていき、上唇と下唇を重ね合わせて全体になじませます。グロスはツヤ感が強いので、全体にべったり塗ってしまうとテカリだけが目立ってしまいますので注意しましょう。
お化粧初心者のためのメイクを始める際の注意点
最後に、お化粧初心者さんがメイクを始めるときの注意しておきたい点をいくつかご紹介します。
細かいところにも手をかけてあげるとメイクの出来映えが異なりますよ。

きちんと保湿してからメイクする
メイクを綺麗に仕上げるためには、土台となる素肌の綺麗さが重要になってきます。
潤いがなく乾燥した状態の肌は、コンクリートのように表面がざらざらした状態です。この状態でメイクをしても粉をふいて浮いたようになってしまったり、カバーしようと厚塗りになってしまいます。
メイクの前には化粧水や乳液で肌を保湿し、潤いのあるすべすべの肌に整えておきましょう。
眉毛を整える
個人差はありますが、手入れをしないままの眉毛は毛が伸びすぎていたり、余分なところに毛が生えていて、そのままの状態でアイブロウを使用しても綺麗な形を描けません。まずは地眉の形を整えましょう。
理想的な眉の形は、
- 頭が目頭の上に合っている
- 眉山が黒目の外側~目尻部分に合っている
- 眉尻が目尻の延長線上にあり、眉頭より下がらないようにする
の3つを押さえて整えていきましょう。
アイシャドウはブラウン系が無難
アイシャドウを選ぶときは、肌馴染みの良いブラウン系が非常に使いやすいです。ブラウン系は誰にでも似合いますし、流行に流されない定番色なので、年齢に関係なく長く使用することができます。
また、シーンを選ばずどんな服装にも合わせやすいので、1つ持っていれば無難に活躍するスグレモノです。
ビューラーでまつ毛を綺麗に上向きにする
マスカラだけでまつげの向きを調整するのはなかなか難しいので、ビューラーを使ってまつげを上向きにあげておきましょう。
先にビューラーでクセをつけておくことで、マスカラの塗る方向がわかりやすくなり、塗った後も綺麗に上向きの状態をキープできます。
自分の目のカーブに合ったビューラーを使えば目元まで綺麗にカールできますのでお気に入りの1本を探してみてくださいね。
ダマにならないようにマスカラをつける
マスカラ液は、多くつけすぎるとまつげにのせたときにダマになってしまいます。マスカラがダマになっているだけでメイクに品がなくなり、雑な印象を与えてしまいます。
ダマにならないためには、ブラシをしっかりしごいて液がブラシにまんべんなくついている状態で使用するようにしましょう。
アイブロウはパウダーがおすすめ
アイブロウには大きく分けてペンシルタイプとパウダータイプがあります。ペンシルタイプは、芯の固さにもよりますが、パウダーと比べると濃くはっきりと色が出ます。ペンシルでしっかり描いてしまうといかにも「描いてます」という印象に見えるため、初心者さんにはパウダータイプをオススメします。
パウダータイプは「難しい」と思われるかもしれませんが、眉の形をちゃんと整えておけばその流れにそってパウダーをのせていくだけなので、自然で柔らかい印象に仕上げることができます。
もしうまく眉尻が仕上がらないときは、ブラシの方向を換え細くなっている部分で描くか、ペンシルと一体型になっているものを選び、眉尻だけペンシルを使って描いてみましょう。
チークを使って表情を華やかにする
ファンデーションだけで終わらせず、最後にチークを一塗りすると印象がぱっと華やかになります。チークはファンデーションで均一に仕上げた肌に色みを与え、健康的で明るい顔にしてくれます。
血色よく、かわいらしいイメージならピンク系を、自然で健康的なイメージならオレンジ系を使用すると良いでしょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか。たくさんの種類があるからこそ、基礎を押さえてしまえばアレンジを楽しめるのがお化粧の醍醐味です。
お化粧次第でウィークポイントもカバーでき、魅力的な自分を作り出すこともできちゃいます。あなたもお化粧することでキレイな自分を見つけ出してくださいね!
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