年齢とともに気になる顔の「たるみ」。目元や頬のラインがちょっと下がったりたるんでいるだけで、老けた印象に見えてしまいますよね。
年齢肌やアンチエイジングといった言葉が気になる世代だけでなく、最近では20代30代の方もたるみが気になる人が増えているようです。
今回は顔にたるみができてしまう原因と、気になる顔のたるみを取る方法をご紹介します。今まさにたるみが気になっている人も、まだたるみは大丈夫と思っている人も、早めの対策で若々しい印象を保ちましょう。
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顔のたるみができる原因

①加齢
たるみの大きな原因の一つに、加齢による肌弾力の低下が挙げられます。肌の弾力を保ちハリ感を与えてくれるコラーゲンやヒアルロン酸は加齢とともにどんどん減少していきます。弾力やうるおいに欠かせない成分であるヒアルロン酸は、40代では赤ちゃんの約半分の量まで減少してしまいます。
加齢によるたるみは個人差はあるものの、誰にでも訪れる避けては通れない道です。適切なケアをせずにいると加齢とともにたるみが悪化する一方なので、原因を知ってしっかり対策をしていきましょう。
②乾燥
一見たるみの原因にはならなさそうな乾燥ですが、実はたるみにも大きく影響しています。肌は乾燥することで細胞がしぼんだ状態になり、弾力が失われてたるみやシワを引き起こします。肌の乾燥は空気中の湿度によるものだけでなく、加齢や紫外線など様々なものが原因になります。
肌が乾燥しているとターンオーバーも乱れ、たるみ以外にも肌トラブルの原因になるので、肌の乾燥対策は冬だけでなく一年中入念にしましょう。
③紫外線
紫外線もたるみの原因になってしまうので、夏場は特に要注意です。紫外線と言えばシミやそばかすのイメージがありますが、紫外線のA波(UVA)は真皮層まで届き、肌の弾力に欠かせないコラーゲンや細胞にダメージを与えてしてしまいます。
紫外線はたるみだけでなく、シミやそばかすなど見た目年齢を一気にあげてしまう肌トラブルの原因になるので、夏の日差しが気になる季節だけでなく、常に対策しましょう。
④生活習慣
毎日の生活習慣もたるみを引き起こしてしまいます。喫煙や睡眠不足に心当たりはありませんか?喫煙すると美肌に欠かせないビタミンCが破壊され、ハリ感に欠かせないコラーゲンの生成が阻害されてしまいます。また、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるので、血行が悪くなり肌に必要な栄養素が届きにくくなります。
喫煙は肌の老化を加速させると言われています。出来るだけ喫煙は控えましょう。
睡眠不足も美肌の大敵です。睡眠中に肌のダメージを修復してくれる成長ホルモンが分泌されます。日中の肌のダメージをしっかり修復して新しい肌を作るために、睡眠時間が不規則になったり、睡眠不足が続かないようにしましょう。
睡眠の質を上げるためには、メラトニンという脳から分泌されるホルモンがカギとなります。しかしこのメラトニンの分泌は、年齢とともに減少してしまいます。
また、運動不足だと夜に眠くなりにくいので、日中にしっかり体を動かして体を疲れさせましょう。規則正しい生活と日中の適度な運動で夜はぐっすり眠れるようにしましょう。
顔のたるみを取る方法

①リンパマッサージ
リンパマッサージで老廃物や脂肪をしっかりと流し、すっきりしたフェイスラインを手に入れましょう。
1. まずは耳を人差し指と親指で持ち、くるくると回して耳の周りをほぐします。耳の周りにはツボがたくさんあるので、痛気持ちいいと感じる強さで内回り外回りとしっかりほぐしましょう。
2. 次に首のリンパを上から下にさすります。リンパは耳よりも少し後ろ側にあります。痛気持ちいいと感じる強さで左右10回づつさすります。
3. 次にフェイスラインを流していきます。親指をあごの内側に当て耳に向かってすべらせます。痛気持ちいいと感じる強さで10回流します。
4. もう一度首のリンパを上から下にさすります。リンパは耳よりも少し後ろ側にあります。痛気持ちいいと感じる強さで左右10回づつさすります。
5. 最後に鎖骨のツボを刺激します。人差し指と中指で鎖骨の内側を押していきます。内側から外側に向かって3、4回づつ軽く力を入れて押さえましょう。
リンパマッサージはお風呂上がりの血行の良い時が、老廃物が流れやすくておすすめです。朝のメイク前に行うのもおすすめです。毎日のスキンケアの時間に取り入れて、フェイスラインをすっきりさせましょう。
②あ・い・う・え・お体操
気になった時にいつでもできる「あ・い・う・え・お体操」で表情筋を鍛えましょう。
方法は「あ・い・う・え・お」と大きく口をあけてそれぞれ発音する表情を作るだけです。このとき口元を大きく動かすことを意識するだけでなく、目を大きく開くことや頬を高く上げることなど、顔の筋肉を大きく使うことです。一文字一文字メリハリをつけてしっかり顔の筋肉を動かしましょう。思い出したときにできるので、家事をしながらやお風呂でやってみてくださいね。
③頭皮のマッサージ
頭皮のマッサージも顔のリフトアップに効果的です。顔の皮膚と頭皮はつながっているので、頭皮をマッサージすることで顔の筋肉を引っ張り上げてくれる効果があります。たるんだ頭皮やコリのある頭皮では顔もたるんでしまいます。気持ちいいマッサージでピンと張った頭皮を目指しましょう。
マッサージの方法は、指の腹を使って頭皮を動かすように、首や耳の周りの下から頭頂部に向かってクルクルと円を描くように揉んでいくだけです。この時に頭皮や髪を摩擦で痛めないように、こすらないように頭皮を動かすよう意識して揉んでいきましょう。爪を立ててマッサージしないようにしましょう。血行の良い入浴中に湯船でマッサージするのがおすすめです。
頭皮専用のトリートメントやオイルをつけるとマッサージ効果だけでなく、頭皮や髪のケアも同時にできます。指の腹を使うほかにも、シャンプーブラシや頭皮のマッサージ用の美容家電を使うのもおすすめです。
④保湿をする
たるみの原因の一つに乾燥があるように、保湿をすることはたるみを防ぐ上でも大切です。乾燥はたるみだけでなくシミやシワ、毛穴の開きなど見た目年齢が上がる肌トラブルに直結しています。空気の乾燥が気になる秋冬だけでなく、花粉などのトラブルが気になる春も紫外線が気になる夏も乾燥に注意です。乾燥した粉っぽい肌よりも、ツヤ感のある乾燥知らずの肌の方が若々しく見えますよね。
顔だけでなく首の保湿も忘れずにしましょう。首にシワがあると老けた印象に見えてしまいます。毎日のスキンケアで首もケアをすることでシワを目立ちにくくすることができます。
まとめ

たるみができる原因とたるみを取る方法をご紹介しました。
顔がたるんでしまう原因は年齢だけでなく乾燥や紫外線、生活習慣など身近に潜んでいます。毎日の生活習慣でたるみの原因を作ってしまわないように注意しましょう。
たるみを取るマッサージや体操は簡単にできる物ばかりなので、気が付いた時にやる習慣をつけましょう。
毎日の積み重ねでたるみを防いで若々しい印象をキープしましょう。
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