しっとりと吸い付くような肌に憧れませんか?その肌を手に入れるには、保湿が欠かせません。
保湿のためにどんなケアを行っておられるでしょうか?化粧水を塗って、乳液を塗って、美容液を塗ればいいんじゃないの?とか、乾燥肌の人だけが保湿すればよいのでは?と思っておられる方も多いでしょう。憧れの潤い肌を手に入れるためには、基本的な知識と保湿のポイントを抑えることが大切です。
本記事では肌の保湿の基本とポイントをご紹介します。ぜひ保湿をマスターして潤い肌を手に入れてみませんか?
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どうして保湿は必要なの?

まずは、どうして肌に保湿が必要なのか、そのメカニズムを知ると、肌の保湿をどのように行ったらよいのかを知るのに役立ちます。そして、保湿をするのは、乾燥肌の人に限られたものなのかどうかも調べてみましょう。
角質層が肌の潤いを守っている
私たちの皮膚のすぐ下には、0,02mmという非常に薄い角質層があります。これは、角質細胞が10~20層に重なっていて、皮膚から水分が入るのを防ぐとともに、皮膚の内側からの水分の蒸発を防ぐ働きをしているのです。ですから、化粧水をただ塗るだけでは、保湿ができていないということが分かります。中に浸透していくわけではないというわけです。
角質層の約30%には、水分が含まれているとされており、そのため、肌は柔らかく感じるのです。しかし、この水分も熱いお湯に長時間浸かったり、ごしごしと洗いすぎてしまったり、乾燥した空気の中にいたりすると、皮脂と角質細胞間質という潤いを保つための成分が減ってしまい、肌が乾燥するといわれています。
こうした外的な要因や、自分の肌のケアの仕方により、乾燥がすすんで行ってしまうと肌は潤いを失います。保湿を正しく行って角質層が肌を守る働きが正常にされるようにケアをする必要があることが分かりますね。
すべての肌質の人に保湿は必要
脂症の肌の方は、保湿するとさらに肌がべたべたすると思って、化粧水だけに済ませたりしている方が中にはおられます。しかし、これはかえって皮脂を過剰分泌させてしまう原因となっていることがあるでしょう。水分と油分の肌のバランスが崩れてしまうのです。
ですから、脂症の肌の方も肌の中では実は、水分が足りない乾燥肌になっていることもあるかもしれません。また、それが敏感肌を生み出す原因となっていることもあります。
なので、どの肌質の方も、一度自分の肌のケアの方法を見直してみて、保湿の基本を押さえておくことをおススメします。
保湿の基本-スキンケアの役割と順番
保湿の基本として、まずは、スキンケアの製品のそれぞれの役割を知り、使う順番をしっかりと守ることが大切です。
洗顔とクレンジングの役割

洗顔は、肌に付いている空気中のほこりや汗、皮脂などの汚れを落とすことが目的です。洗顔は、メイクをしているかどうかにかかわらず、毎日行う必要があります。クレンジングは、メイクをした時、日焼け止めを付けた時などにその汚れを落とすために行うものです。
化粧水の役割
化粧水は、肌に保湿や美容成分を与えて、次に肌に付ける乳液や美容液やクリームなどを肌にしっかり浸透させるための役割を果たします。肌を整えることができますが、化粧水だけで保湿効果は得られないとされていますので、次の保湿効果のある乳液などを染み込ませるサポートをするものとして考えましょう。
乳液の役割
乳液は、水分と油分を補うことができます。皮脂分泌が多いタイプの方は、乳液を使うとべたべたするので使用しないという方が良くおられます。しかし、乾燥肌などの原因となりかねませんので、乳液を使用されることをおススメします。
美容液の役割
美容液は、商品によって含まれている成分が異なります。ご自分の肌に必要な成分が入ったものを選ぶなら、それを肌に浸透させることができるでしょう。
クリームの役割
クリームは、油分を補う役割があります。乳液よりも油分が多めです。ですから、油分が必要な方や、皮脂の分泌が減る30代後半以降の方は、クリームを使用すると良いかもしれません。乳液とクリームのどちらかを肌の具合や質に合わせて使用すればよいでしょう。
スキンケア商品の使用手順
保湿をしっかりとするうえで、スキンケア商品の使用手順を守り、商品本来の効果を発揮させることは大切なポイントです。商品によっても、多少、使用手順は異なりますが、基本的な方法をご紹介します。
朝は、洗顔、化粧水、美容液、乳液かクリームという順番です。夜は、クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液かクリームという順番で使用しましょう。
肌の保湿の基本-スキンケアの正しい方法
では、ここからは肌の保湿のポイントとなるスキンケアの正しい行い方をご紹介していきます。ご自分の今の仕方と比べながらお読みくださいね。

洗顔の正しい行い方
1.洗顔料を手に取り、よく泡立てましょう。泡立てネットを使用すると泡立ちやすいです。
2.額と頬、鼻と顎に泡をのせ、くるくるとごしごしせずに優しい力でなでるような感じで洗っていきます。
3.ぬるま湯で、洗い流します。すすぎ残しは、肌荒れの原因となりますので、丁寧に20回程度は洗い流しましょう。
4.最後にタオルで拭く時にも、軽く押さえるような感じで拭きます。
保湿ポイントとして、熱すぎるお湯は、肌の乾燥を招きます。30~35度ぐらいのぬるま湯がおすすめです。
クレンジングの正しい行い方
1.適量のクレンジング剤を手に取り、額、頬、鼻、顎にのせます。
2.薬指と小指などの力が入りすぎない指を使って、顔全体に円を描くように優しい力でなじませていきましょう。
3.最後は、ぬるま湯で洗い流しましょう。
クレンジングのポイントは、優しい力で行うことです。しっかりメイクを落とそうとついついごしごしと力を入れすぎてしまうと皮膚が引っ張られてしまいます。
化粧水の正しい使い方
1.適量の化粧水を手に取ります。
2.乾燥しがちな頬から始めて、手の平を使ってゆっくりと肌に染み込ませる気持ちで押し当てるようにしましょう。
化粧水の保湿のためのポイントとしては、洗顔後にすぐに行うようにすることです。そして、化粧水は、次に使う乳液や美容液などのために肌を整える役割でしたから、浸透しやすくなるように顔全体にたっぷりと使いましょう。
美容液の正しい使い方
美容液の正しい使い方は、化粧水と同じ手順です。
1.適量の美容液を手に取ります。
2.乾燥しがちな頬から始めて、手の平を使いゆっくりと肌に押し当てなじませましょう。
保湿のポイントとして、美容液には、保湿成分、美容成分が凝縮されていますので、保湿をするうえで欠かせないスキンケア商品です。ご自分の肌に必要な成分が含まれた美容液を使いましょう。
乳液・クリームの正しい使い方
1.適量の乳液かクリームを手に取ります。
2.乾燥しやすい目元や頬などを中心に、全体に手の平を使ってなじませていきましょう。
乳液やクリームを使い際のポイントとしては、多く塗りすぎると、油分を付けすぎてしまうことになりますので、ご自分の肌の乾燥状態などに合わせて適量にしましょう。
自分に合った化粧品を探す

保湿をするのに、スキンケアを正しく行うことが基本として大切ですが、自分の肌に合った基礎化粧品を選ぶことも大切なポイントです。これは、高い化粧品なら良いかというと、そういうわけでもありません。自分の肌質を知り、自分に合った基礎化粧品が定まっていない方は、ぜひ、いろいろと試してみるのも良いでしょう。化粧品のサンプルなどを使って数日試してみるのも1つの方法です。
保湿の基本をしっかりと行って潤い肌へ
吸い付くようなしっとりとした潤い肌。加齢とともに潤いのある肌にするには、意識して努力することが必要です。しかし、スキンケアのまず基本から正しい方法で行っていくだけで、肌の違いを実感できるかもしれません。今日から潤い肌を目指してスキンケアの方法を変えてみませんか?
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