昔から、女性にとって髪は女の命と言われるほど大切な存在ですよね。今回は、髪を健やかに元気にしてくれるクレンジングシャンプーの選び方と使い方についてご説明します。
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髪の健康には「クレンジング」

夏の髪は、紫外線や海水・プールの水など自然由来のダメージが強く、普段よりもダメージを受けています。しかし、髪の表面だけをキレイにしていても肝心なのは髪が生えてくる「頭皮」。頭皮も紫外線のダメージを受けている部分で、無防になりやすい部分でもあります。

実は、頭皮の紫外線ケアを行っている人は少ないんです。帽子や日傘で紫外線対策は出来ますが、毎日続けるのは難しいですよね。ヘアオイルや頭皮用の育毛剤を使っていても、ある程度の期間使い続けないと効果が目に見えて感じられないことも。栄養を吸収させてあげるには、頭皮の環境を整えてあげることが大切です。

髪が生えてくる頭皮は、顔よりも多くの皮脂が分泌されているのを知っていますか?顔と頭皮は1枚の皮膚がつながって出来ているのに、顔よりも多くの皮脂が分泌されているんです。特に、ジメジメと蒸し暑い季節は汗や湿気で蒸れやすくて、頭皮のニオイが気になるところ。

そこで、大事なのが頭皮のクレンジングです。美容院などで「頭皮マッサージ」や「スカルプケア」という言葉を耳にしたことはありませんか?健康で強い髪を作るのに大事なのは、土台となる頭皮の健康。汚れが詰まっていると、せっかくのヘアオイルや頭皮ケア用の育毛剤の効果が行き届かず、抜け毛やニオイの原因に。
シャンプー選びに大事なポイント

クレンジングシャンプーは男性が使うものというイメージは昔の話。今では、女性用のクレンジングシャンプーも多く販売されています。クレンジングシャンプーを選ぶ際に大事なポイントは?
洗浄成分に注意
シャンプー選びで欠かせないのが泡立ちですよね。でも、泡立ちがいいからと言って髪や地肌に良いとは限りません。泡立ちと洗浄力が高い商品ほど、髪や地肌へのダメージが大きい「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」「スルホン酸ナトリウム」などの成分が大量に含まれているんです。

シャンプーの裏面に、配合成分の一覧が載っていますよね。そこに、上記のような成分が含まれていると髪にも頭皮にも良くないことが分かります。頭皮も顔と同じ皮膚でできているので、洗いすぎて表面を乾燥させすぎるとフケやかゆみの原因に。出来るだけ避けたい成分です。
髪や地肌に良い成分が配合されているか
ただ、シャンプーで頭皮の汚れを洗い流すだけでなく、健康な髪を育てるのに必要な美容成分も配合されていると嬉しいですよね。しっかり汚れを落としながら、必要な成分を与えてあげることが大事です。ビタミンやケラチンが配合させているものだと、ダメージケアと健やかな髪を育てるのに効果的です。
効果的な使い方
クレンジングシャンプーの効果的な使い方はあります。頭皮の汚れをキレイにしながら健康で強い髪の成長を促すのにとても重要なことです。毎日のお風呂タイムや、ちょっとのスキマ時間の「ながらマッサージ」で美しい髪が手に入りますよ。

雑誌などでも特集されることの多い「頭皮マッサージ」。正しいやり方を知っていますか?力を入れてゴシゴシしすぎると抜け毛の原因になるので、頭皮を指先でしっかり頭皮自体を「動かす」ことが大事です。こするようにマッサージしてしまうと頭皮自体を傷つけてしまいダメージを与えてしまいます。
ブラッシングとマッサージで美しい髪に
お風呂の前ににブラッシングをすると、髪の表面の汚れやホコリなどを落とせるだけでなく、絡まりやもつれをしっかり梳いておくだけで、シャンプーやトリートメント後の指通りが変わってきますよ。地肌までしっかり届く長さのブラシで軽くブラッシングするだけで見違えるほどサラサラに。

お風呂でシャンプーをする前に、お湯で頭皮全体をマッサージすると血行もよくなります。頭皮は、肩や目と同じように疲れが溜まりやすいところ。頭皮の血行を良くすることは育毛効果があるだけでなく、顔のコリや目の疲れもすっきり出来るんです。しっかりと首までマッサージで流してあげるとむくみもすっきりします。

シャンプー前にマッサージをして、髪と頭皮をお湯でしっかり洗い流すと、髪や頭皮の汚れ、詰まりを落とすことが出来ます。その後のシャンプーが、少ないシャンプーの量でも十分効果的なので節約にもなりますし、必要な皮脂を洗い流さずに済みます。シャンプー前のひと手間で、仕上がりや美髪に差がつきます。
自分でマッサージするのが苦手でも大丈夫です。頭皮マッサージ用のスカルプブラシがあれば、頭皮をしっかり掴んでグイグイとマッサージすることが出来ます。スカルプブラシでマッサージしながら、頭皮の汚れの詰まりを解消出来ます。ネイルをしている女性や上手くマッサージできないと悩む女性にはおすすめです。

クレンジングシャンプーは、しっかりと泡立てて使うのがおすすめです。シャンプーをしっかり泡立てて使わないと、頭皮に洗い残しがあったり、ぬめりをそのままにしておくと頭皮の湿疹や髪の生え際に出来がちな吹き出物の原因に。ふわふわの泡で洗うと、汚れも洗い流しやすくて地肌や髪にも優しい。
お風呂で血行が良くなったら、ドライヤーでしっかりと頭皮を乾かしてあげましょう。熱すぎると頭皮の表面を傷つけてしまうので、ドライヤーを小刻みに動かしながら頭皮全体をしっかりと乾かすと、髪全体が立ち上がってふんわりとした仕上がりのなります。

髪や毛先を乾かすことよりも、頭皮をしっかりと乾かしてあげることが大事なんです。髪は乾いているけど、根元が濡れたままだとドライヤーの熱と湿気で蒸れてしまい、嫌な匂いに。頭皮を生乾きの状態にしておくと匂いの原因になるので、頭皮の匂いも気にならなくなります。
自宅で簡単にクレンジングシャンプーをDIY
自宅にある普通のシャンプーでも、簡単にクレンジングシャンプーと同じようにスカルプケアが出来ます。キーワードは、オイルを上手に使うこと。頭皮の汚れもつまりもすっきり落としてくれる万能アイテムです。
髪の保湿用に椿油やココナッツオイルを使っている女性におすすめなのが、オイルを使っての頭皮クレンジング。肌にも髪にも良いオイルは、毛穴や髪の汚れにもなじみやすいんです。オイルが汚れとなじんでくれる上に頭皮の乾燥を防いで、髪全体がしなやかでつややかな髪に。

顔用のクレンジングオイルで頭皮マッサージをして、そのままシャンプーをします。後は、泡と一緒に洗い流せば大丈夫。顔用のクレンジングオイルは頭皮にも使えて、毛穴の汚れや詰まりをを浮かせてくれます。シャンプーでしっかりと地肌も洗って、すすぎ残しのないようにするとクレンジングシャンプーと同じ効果に。
海外で人気なのが、重曹を使うテクニック。重曹は、キッチンの油汚れを落とすのにも使われるほど油汚れには強いんです。ベイキングパウダーとも呼ばれる重曹はひとつまみの重曹をシャンプーに混ぜて、いつものように泡立てるだけ。製菓用のベイキングパウダーを使うときは、アルミニウムフリーのものがベターです。
健やかでしなやかな美髪に

実は多くの女性が抱えている髪や頭皮の悩み。その悩みもクレンジングシャンプーで解消出来るかもしれません。健康で美しい髪を目指して、早速試してみてください。
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