最近では、様々なタイプのクレンジング剤がありますよね。オイル、クリーム、ジェル、ウォータータイプなど、クレンジング剤も非常に多様化しています。
その中でも最も油性の高いオイルタイプ。油分の多さから、「肌へ悪影響」「ニキビの原因になる」などの意見が多く、比較的マイナスなイメージを持たれている方も少なくはないと思います。
そうした背景から、昔と比べると今では他のタイプに押され気味のオイルタイプではありますが、高い洗浄力をはじめ実は他にはない様々な効果があります。
今回はそんなクレンジングオイルの効果と注意点についてお伝えしてまいります。
しっかりとその効果や特長を理解した上でクレンジング剤を選んでくださいね。
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オイルならではの効果
1 メイク馴染みの良さではNo.1
最近はシリコンやポリマーが主剤になっているメイクアップ料も増えてきましたが、メイク汚れは主に油性成分です。基本的な原理として水には水、油には油、シリコンにはシリコンが、それぞれ相性が良く馴染みやすくなっています。
油性成分のメイク汚れ(例えばファンデーションはほとんどがそうです)には、油性が高いほど落ちもいいということになりますね。他のタイプですと馴染ませるために時間が掛かってしまうので、メイク汚れを含んだクレンジング剤が肌に乗っている時間が増えてしまうというわけです。
また、アイメイクなどのポイントメイクくを落とすこともできます。濃い目のメイクなど、強い汚れを落とす際に非常に便利であると言えます。
その点でオイルは一歩リードしています。ささっと撫でれば、するするとメイクに馴染んでいってくれますよね。
2 ニキビのもとになる角栓もごっそり
ニキビの第一段階はコメド(角栓)が毛穴に詰まることです。角栓とは顔の毛穴に詰まった皮脂や角質のことです。
角栓のつまりで毛穴に皮脂が溜まり、皮脂を好物とするアクネ菌が増殖し、炎症を起こしてしまうのがニキビのメカニズムです。
つまり、角栓が毛穴に詰まった段階で角栓を除去できればその後の悪化は免れられますよね。
コメドは過剰な皮脂で油性ですから、これも先ほどと同じくオイルで溶かしだして除去するのが一番効率的で跡が残りにくい方法です。
メイク落としのついでにくるくるとマッサージして毎日少しずつ角栓ケアもしていきましょう。液状ながら適度に粘性のあるオイルタイプなら角栓取りのマッサージにもうってつけです。
クレンジングオイルで角栓が完全にとれるわけではありませんが、オイルをつけてマッサージすることで毛穴や角質が柔らかくなります。
これにより自然な形で角栓が体外に放出される効果があります。
3 洗い上がりがさっぱり
クレンジングオイルの基本的な設計は油と界面活性剤です。クレンジング剤を落とす水は外部から流水として取り込むことになります。大量の水でさらっと流れるように設計されているため洗い上がりはさっぱり気分爽快です。
水分量調整が自分でできるため、心行くまで水洗顔で落とすもよし、洗顔料でW洗顔するもよしです。また、脂性肌向けと思われるオイルタイプですが、それもまた油同士で相性が良いため、皮脂の油分を取ってくれるためですね。
また、洗浄力が強い分、洗い上がりも非常にさっぱりするのが特徴です。
4 水で濡れた手でも使えるタイプが増えてきている
過去には乾いた手で使うタイプが主流でしたが、今では濡れた手で使えるものがほとんど。クレンジングのために時間を割かなくてもお風呂のついでにパパッと落としてしまえます。
そういったタイプは見たところ、成分中に水を含んでいるものが多い傾向にあります。現在お使いのクレンジング剤の全成分表示を一度確かめてみてはいかがでしょうか。新たな発見があるかもしれませんよ。
5 身体の日焼け止め落としにも
落ちにくいウォータープルーフタイプの日焼け止め。さらっとしながらも油性が高いオイルタイプなら広範囲にも塗りやすいですよね。
お風呂場で使える安価な商品も数多くあるので、ウォータープルーフの強い日焼け止めをご使用の方は専用に一本用意されるのも得策ですね。
紫外線からお肌を守るために日焼け止めを塗り、最後にお風呂でゴシゴシと落としてしまっては結局お肌を傷つけてしまうことになってしまいます。
油汚れは水では落ちにくいですが、オイルには溶けやすく、効果的に落とすことができます。
日焼け止めを落とす際も、クレンジングオイルを使って、こすって刺激を与えることがないように気をつけましょう。
利用するときの注意点
1 ポイントメイクを落とす際の注意
アイメイクもすっきり落とせるオイルタイプですが、パールやラメ、マスカラの繊維が刺激になることも。ポイントメイクは事前に専用リムーバーやウォータータイプのクレンジングで落とすか、オイルだけで落とすなら目元は最後にしましょう。
また、なめらかなのでつい指先に力が入ってしまうことがあります。強い力を加えると、洗浄力が強い分肌へのダメージになります。メイクを落とす際は力を入れ過ぎないように注意しましょう。
2 クレンジングは手早く
メイク汚れを含んだクレンジング剤を長時間は肌の上に乗せたままでいると負担になってしまいます。ニキビは皮脂と汚れの塊。皮脂が落とせても汚れを毛穴に詰まらせてしまっては意味がありません。
クレンジングは手早く行うのが鉄則。メイク馴染みの早いオイルタイプなら全クレンジングタイプ中、クレンジングに費やす時間は最短で済みます。
3 マッサージをする際の注意
クレンジング中についでにマッサージをしてしまうのも楽ちんですが、一度メイクを落とした後に改めて行う方がより効果的でしょう。メイクを落とした後ならメイク残りを気にすることなく、心置きなくじっくりとマッサージを堪能できます。
詰まりがあるところは一度で無理に落とそうとせず、何日か掛けて少しずつ行うのもポイントです。
たしかに、大きな角栓がぼろっと落ちるのは気分が良いですが、空いた穴が大きいほど跡に残りやすくなってしまいます。
毎日少しずつ緩めて行って小さくしてから角栓を抜くことができれば、跡にも残りにくくなりますよね。
乳化はしっかりと
クレンジングオイルとぬるま湯を混ぜることを「乳化」と呼びます。本来、水と油は混ざりませんが、クレンジングオイルには乳化剤が入っており、流しやすくなっています。
肌に馴染ませた後は少量のぬるま湯で少しずつ乳化させましょう。オイルで洗った後の顔にぬるま湯を浸し、くるくるとなじませて下さい。
肌上のクレンジング剤の濃度を少しずつ下げて行くのが基本です。また、大量の水を使っても乳化残りが出来てしまいます。少しずつ何度か乳化させるのがポイントです。
乳化すると、お湯と油が混ざり、乳白色になります。これをすすぎ残しがないよう、きれいに落としてください。
一気にゴシゴシ落とす必要はありません。すすぐだけで十分です。
まとめ
以上、クレンジングオイルの効果と注意点についてお伝えしてまいりました。
クレンジングオイルは油性が高く、液状であることが特徴です。
メイクや油汚れをしっかりと落とすことができ、その洗浄力は非常に魅力的です。
その性質と注意点をしっかりと抑え、使用方法に注意してご利用いただくことで効果的に洗顔することができます。
効果的な使い方であなたも是非オイルマスターになりましょう!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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