美容液とは化粧水や乳液にプラスした、ワンランク上のケアを目的とした基礎化粧品です。有効成分が濃縮して配合されているので、気になる部位に集中的なケアができる化粧品です。
美容液の種類や成分は多種にわたります。自分の肌に合わないものを使うと、逆に肌への負担がかかってしまいます。自分に合った種類の美容液を選び、正しく利用するかどうかで、効果に差がでてきます。
そこで今回は、美容液の種類とそれぞれの効果、美容液を利用するにあたっての3つのポイントをご紹介します。
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美容液の種類と効果
美容液は種類によって保湿、美白、ニキビ、しわ、しみといった、具体的な肌の悩みに効果的です。自分の肌の悩みやタイプに合った種類のなかから美容液を選ぶことが必要です。美容液の種類とそれぞれの効果をご紹介します。
①保湿美容液
乾燥肌に悩む人に適した美容液です。セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどが配合され、肌の水分保持力を高めることで健康的な潤った肌を導きます。
セラミドとは肌のバリア機能を担うもので、角質層の細胞と細胞の間に存在する脂質性の物質です。つまりセラミドとは、肌の表面で刺激物から肌を守ってくれる、うるおい成分ということです。
セラミドが不足していると、肌は乾燥し、バリア機能が低下している状態となります。そのため、肌トラブルを来しやすくなります。また、弾力を失い、しわの目立つハリのない肌になってしまいます。
乾燥肌の方、あるいは大きな肌悩みが無くてどの種類を選べばいいかわからない方、アンチエイジング効果が欲しいという方は保湿美容液を選びましょう。
②美白美容液
シミのもととなるメラニン色素の生成を予防する成分を配合しています。美白系の美容液の成分は多種に渡ります。主流の成分には、ビタミンC誘導体とハイドロキノンというものがあります。
ビタミンC誘導体とは、壊れやすいビタミンCを化粧品に配合しても、壊れにくい状態に変換させたものです。体内に吸収されると酵素反応によりビタミンCとなります。
つまり、ビタミンC誘導体とは、肌につけるとビタミンCになり、肌に直接ビタミンCを作用させることができる物質ということです。ビタミンCはメラニンの生成を阻害したり生成したメラニンを還元したりといった働きをしてくれます。また、肌の透明感を引き出す働きも持っています。
ハイドロキノンにはメラニンの漂白、還元作用があり、それは「肌の漂白剤」と呼ばれるほど効果が高いものです。しかし、化粧品に含まれるハイドロキノンの濃度はかなり低いので、効果が出るまで時間を要する場合があります。また、ハイドロキノンが肌に合わない人もいます。
安全かつ効果的にハイドロキノンを使用したいのであれば、美容皮膚科で医師の指示のもと、パッチテストを行ってから、高濃度ハイドロキノンを使用することをお勧めします。頑固なシミのある方はその方がより効果的でしょう。
④薬用美容液
肌を整える成分が配合され、肌をなめらかにしてくれます。ニキビや肌のでこぼこが頻繁にできる人や、できていて気になるひとは、薬用美容液を選びましょう。
ニキビ肌ではない人にも、薬用美容液はおすすめです。他の美容液に比べて使用後も肌がべたつかずに潤います。冬場は保湿美容液、夏場は薬用美容液、などと時期によって使い分けるといいでしょう。
ニキビに効く美容液には、炎症を抑える成分が含まれています。ニキビは毛穴の皮脂つまりが原因で炎症を起こしてしまっている状態なので、その炎症を和らげるのが目的です。
消炎作用として有名なものは天草エキスです。グリチルリチン酸や、グリチルリチン酸ジカリウムと表記されています。
また、ニキビにもビタミンC誘導体は効果的です。ビタミンCは美白に効く他、皮脂の分泌を抑えてくれるので、毛穴のつまりを改善する効果が期待されます。
美容液の効果的な使い方、3つのポイント
①美容液を使うタイミング
美容液は基本的に化粧水と乳液の間に使います。化粧水で肌を整えた後に有効成分が濃縮された美容液をつけ、最後に乳液でフタをする、というのが効果的な使い方です。
基礎化粧品は薄いものから濃いものという順に使用するのが基本です。
②使うのは1種類のみ
あれもこれも気になるからといって、何種類も混ぜて使ったりせず、気になるものを1種類だけ使うようにしましょう。もし、気になるものが何個もあるのだとしたら、乾燥の気になる目元は保湿用、しみが気になる頬はしみ用、というように使い分けるようにしましょう。
しかし、その後につける乳液で、のばしてしまったりしないように気をつけましょう。このように美容液は何種類もあります。目的によって選んだものでも、配合成分によって効果が変わってきてしまいます。また、間違った使い方をしていると、充分な効果を発揮できません。
知識を持った上で色々試すことをオススメします。自分に合った美容液を見つけ、ワンランク上の肌を目指しましょう。
③つけた後にやさしく押さえる
美容液を顔になじませるために、顔に塗った後に手でやさしく押さえましょう。パンパンと強くたたくと、肌に刺激が強く、傷つけてしまう危険があります。押さえつけてなじませましょう。
まとめ
いかがでしたか?美容液は種類、配合成分、値段などさまざまです。自分に合ったものを選んで、美容液の効果を最大限にゲットしましょう。
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