アロマセラピーという言葉は近年よく耳にするようになりましたね。アロマセラピーとはハーブや花、果実から抽出されたオイルを使ったリラクゼーション法の一つです。
アロマセラピストとは、そのアロマセラピーに関する知識と癒しを与える様々な技法を学び、リラックス効果や呼応副官を与える仕事をする人のことを言います。最近では人気の職業の一つになっており、私の周りにも美容系の専門学校に通っていた友達にアロマセラピストの資格を持った子が何人かいます。
確かに心と体に癒しを与えてくれるアロマセラピーですが、実際アロマセラピストとはいったいどんな職業なんでしょうか?自分もアロマセラピスト目指したい!という方にも、わかりやすく説明していきます。
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アロマセラピストとは
まずアロマセラピストについて詳しく解説していきます。
アロマセラピーとは
aroma=芳香 therapy=治療
文字通りアロマセラピーとは、植物、果実が持つ方向成分を利用した自然療法です。花のにおいやハーブの香りなど心が落ち着かないときにかいでみると不思議と心が落ち着いた経験などはありませんか?
日本アロマ環境協会はアロマテラピーの定義を次のように定義しています。
アロマテラピーは精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法※ である。
アロマテラピーの目的は以下の通りである。
1. リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
2. 美と健康を増進する。
3. 身体や精神の恒常性※ の維持と促進を図る。
4. 身体や精神の不調を改善し、正常な健康を取り戻す。
※ 自然療法 人間が本来もっている自然治癒力を高めることにより、病気を未然に防ぐ、治癒を促す、体質を改善するなど健康の維持、増進を図ること。
※ 恒常性 体内の変化や環境の変化にかかわらず、体内環境を一定の範囲で維持するしくみ。
日本アロマ環境協会
私も妊娠中にを受けたことがありますが、その時に「原液には直接触らないでください。また、肌に塗ってしまうと生理を促す作用があるので今回は香りだけ楽しむようにしましょうね。」と言われて驚きました。
心を癒すとしか聞いたことがなかった私は、身体の不調にまで効くなんて…と興味が湧きました。
どんな人がおすすめか
では、どんな人がアロマセラピストに向いているのか。
セラピストは人を癒すのが仕事ですが、主には接客業です。お客様は癒されたい、と思って施術を受けに来るので相談や悩み事を聞く機会が多いと思います。お客様と会話をして症状を伺ったり、親身になって悩み事を聞いたりと高いコミュニケーション能力が必要となる職業です。
また、施術に来られるお客様はただ疲れをとりたい、癒されたいと来店されるお客様だけではありません。様々な病気や精神的な悩みを抱えている方が多く、その話を親身に聞くことはセラピストも精神的に疲労を感じることが多いです。
また、セラピストは技術的にも難しいものです。友人は基礎を覚えたとしても次々周りは技術が上がってくるし新しく覚えなくてはいけないことが山ほどある、と常に勉強をしていました。
なので、人と触れ合うのが得意な人、身体だけではなく心も強い人、話を聞くのが上手な人、常に新しいことに挑戦し勉強できる人がアロマセラピストに向いているといえます。
どうすればなれるのか
基本アロマセラピストには国家資格などの公的資格はないそうです。しかし専門的な技術を使う仕事なのでほとんどの方が専門のスクールに通って基本的なことを学んだり、日本アロマ環境協会が定める民間資格を所得するそうです。
民間資格を取っている方ならお客様も安心して任せることが出来るのでお仕事の量も違うようです。中には実際サロンなどで働いてスキルを身に付けてから資格所得する方もいるようです。
お給料の目安
一般的なアロマセラピストのお給料は月18万~25万程が多いようです。地方の小規模サロンなどは月15~18万円、東京など都市部にある大手サロンなどは20万円からになるようです。
経験を積めば年収500万~600万円にもなるそうです。
接客業なので指名料や資格手当がつくサロンなどもあるそうなのでもう少し高いお給料も期待できそうです。
中にはサロンでの経験を積んで自分で新しいサロンを経験する方も多いのではないでしょうか?私の友人は20代前半ですが、独立してサロンの経営者をしています。年収など詳しくは聞けませんが同級生の中ではかなりいいお給料をもらっているらしいです(笑)
スクール・通信講座で資格を取る
さて、セラピストについて分かったところで次は資格所得についてです。費用などもかなり変わってきますのでご紹介します。
スクールで資格を取る
まず一番多い資格所得の方法はスクールに通うことです。プロを混ざす方や、独立を考えている方はスクールに通うことをお勧めします。
また、就職の際にサロンと学校が提携してスタッフを受け入れたり、卒業生が経営するサロンを紹介してもらえたりとスクールの方が有利です。
アロマセラピストの専門学校の学費についてですが、かなり幅が広いそうです。10万円と低料金のところもあれば100万円以上かかるところもあります。ただ低料金のところは実習や設備が少ないところがあるそうです。
一方学費が高いところは実習も設備もしっかりしているところが多いです。
スクールを決める際は、実習内容、設備などしっかり調べてから決めるようにしましょう。
通信講座で資格を取る
手軽にすぐ始められると人気なのが通信講座です。自分のペースで進められ、本業をしながら合間で所得をしたい方によく選ばれています。
しかしスクールとは違い、実習がない場合があるため知識は付きますが、技術を身に付けることが難しいです。
費用はスクールに比べ、高くても10万円までのところが多いようです。これも選ぶ通信講座によって違うので選ぶ際パンフレットなど資料請求してから決めるようにしましょう。
サロンで実務経験を積み、資格を取る
スクールに通うにも通信講座を受けるにもある程度の費用が必要なので、サロンなどでアルバイト、パートで実務経験を積みながら資格所得する方法もあります。
実際の現場で先輩セラピストの技術を見て学べるので大変魅力的ですが、多くは数日間の研修のあとすぐに現場に出されることがあるそうです。なので技術を学ぶためには職場に残って学んだりすることもあるそうです。
様々な民間の資格とその特徴
アロマセラピストの資格を取るためには各アロマセラピー民間団体が独自に認定する資格を所得する必要があります。その中でもJEAJ(日本アロマ環境協会)、JAA(日本アロマコーディネーター協会)、IFA(交際アロマセラピスト連合)の3つの民間団体から紹介します。
①JEAJ(日本アロマ環境協会)
日本では一番ポピュラーな民間団体です。アロマセラピー検定を主催しているのがこの団体です。この協会は協会が認定する認定校に通えば、試験や講習が免除になることがあります。
この協会の試験はステップアップ式なので順番にすべての資格を所得する必要があります。
試験は年に2回あり、この資格を取るにはアロマセラピーアドバイザーの資格が必須となります。受験料は5,140円、登録認定料に10,260円必要です。
②JAA(日本アロマコーディネーター協会)
この協会でアロマセラピストの資格を取得する場合は「アロマハンドリラックス」、「アロマフェイシャルリラックス」の2つの資格が必須となります。
この協会の特徴はアロマに関する資格が豊富です。私が出産した産婦人科にベビーマッサージの資格を待った方がいらっしゃったのですが、この方はJAAで取得できるチャイルドケア・ライセンスというものを持っているそうです。
アロマセラピストに必要なセラピストマナー検定も取得できるので、働くうえでお客様に安心感を持っていただけるのでいいかもせれませんね。
③IFA(交際アロマセラピスト連合)
IFA協会は世界中に会員を持つ国際的な組織です。IFAの資格を世界共通なのでもし、海外で働くことになったとしても資格を見せれば各国のサロンで」受け入れてもらえます。
IFAアロマセラピストも資格は1種類です。ただし、試験問題はめったに出回りません。しかも学習時間はかなり必要になり、しっかり勉強しないと受かることのできない難しい資格となっています。
IFAの館員には「フレンド会員」というものがあって、会報誌だけが届きます。資格を取りたいけど難しい…と悩んでいる方は会報誌を購読して、それでもとりたい!と思った方は認定校に入学して学んでみてもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?アロマセラピストって資格を取るってなると結構大変だな~と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
専門学校の資格の中でついでで取ろうと思ってしまう方もいらしゃいますが、全くもって大変なお仕事なのです。
でも人を癒そ職業なんて素敵ですよね!
この記事を見て少しでもアロマセラピストになりたい!と思っていただたら嬉しいです。
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